詩〜endless road〜果てしない道
生まれてくる生命があれば
消えてゆく生命もある
自然のシステム
時が流れるとはそういう事
頭で理解して
特に立ち止まってしまう事はなかった
大人になれば分かる
いつか分かる時がくる
草木が芽吹いて
花が咲き
一時の輝きの後
花弁は萎んで落ち
静かに枯れゆく
掻き乱されはしないが
一つ一つの終わりに立ち止まっては
始まりに想いを馳せる
立ち止まって進めないのは嫌
時が簡単に流れ去ってゆくのも嫌
後ろを向いたまま
猛スピードで流れていく時を見送って
『前を向け 進め』
『恐れるな』と
まだ強さを求める
逆らえないまま
止まってたって流されてゆく
ひとつとして思い通りにはいかない
まだ学ぶべき事があるのだろう
まだ身につけるべき事があるのだろう
理解し受け入れる事があるのだろう
勇気などなくたって
後ろに戻れないなら
前に進むしかない
まだ知らない何かを
享受して
星屑になるまで
果てしなく続く道を
endless road