言いづらいことを本音と呼んでいるだけ
2024年10月20日(日)朝の6:00になりました。
これまでにあなたがついた嘘なんて、どうでもいいよというような海。
どうも、高倉大希です。
言えないことは、書く。
SNSの発達により、書くことに対するこのようなイメージが強くなりました。
サブ垢だとか、裏垢だとか。
いわゆる本垢では書けないようなことが、その人の本音として扱われます。
書いていることが本当で、言っていることは嘘。
このような二元論を耳にするたびに、いつも極端だよなと思います。
対話は、相手がいて成り立ちます。
そりゃあ、人によって言いづらいことも出てきます。
べつに、すべてを言うことが最適なわけでもありません。
前提が異なる者どうし、すり合わせていくことが大切です。
本当だとか嘘だとか、もはやそういう話ではありません。
わかり合えないことから、出発するのが対話です。
一方で書くことは、相手がいなくても成り立ちます。
誰かとすり合わせなくたって、書くことはできるわけです。
だから、冒頭に述べたようなイメージが強まります。
こんなことを思っていたのかと、読み手は驚きを感じます。
冷静に考えれば、そりゃそうです。
読み手とのすり合わせを経て、書かれたわけではないのです。
くり返しになりますが、本当だとか嘘だとかそういう話ではありません。
相手とのすり合わせの中だと言いづらいことを、本音と呼んでいるだけです。
大抵の文章は、あなたのために書かれたわけではありません。
その文章が書かれる過程に、あなたはいません。
結局は、好き嫌い。
もしくは、あなたにとって都合がよいかどうかです。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。