文学の匂いがする人
2024年6月6日(木)朝の6:00になりました。
ち...ちがうね!オレは本を読んでいる!
どうも、高倉大希です。
文学の匂いがする人は、とても素敵だなと思います。
ポイントは、「匂いがする」というところです。
見るからに、であってはなりません。
どう考えても、であってもなりません。
柔軟剤のように、ほんのりと香るくらいがベストです。
匂わせよう、という意図がないくらいがベストです。
少しだけ、ギャグと似ているなと思います。
あからさまにウケを狙ったギャグは、逆に引いてしまいます。
ぶりっ子も、同じです。
意図が見透いたかわいい仕草は、逆に引いてしまいます。
わざとらしさは、嫌われます。
このあたりの塩梅が、非常に難しいところです。
だから『文豪ストレイドックス』は、あまり好みではありません。
一方で『攻殻機動隊 SAC』は、どちらかというと好みです。
べつに、上記の作品の賛否を述べたいわけではありません。
文学の、匂いがするくらいがちょうどいいという話です。
本当に、それ以上でもそれ以下でもありません。
気づかれなくてもべつにいい、と思っているくらいがベストなのです。
文章で言うならば、読者への信頼なのかもしれません。
書き手が押し付けるのではなく、読み手が自分で読み取ります。
わざわざ強調しなくても、読み手が匂いを嗅ぎ取ります。
きっとそんな関係に、憧れを抱いているのだろうなと思います。
あらわしたいと思っている間はダメなんだ。
「あらわれた」というのはいいけどさ。
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