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波はあるさ、人間だもの


2024年10月31日(木)朝の6:00になりました。

かぜ薬は、偉大です。

どうも、高倉大希です。




イヤホンを、失くしました。

旅先から帰ってケースを開けると、見事にもぬけの殻でした。


シャワーから、お湯が出なくなりました。

こんな季節に数日間も、コールドシャワーで生活しました。


そして月末を迎える現在、見事に風邪をひいています。

総じて、そんな10月でした。


ほどほどに長く生きていると、おいおいと泣くことでしか越えられない夜がどうしてもある。ただし、おいおいと泣く場所さえあれば、人はどーにか朝を迎えられる気がしている。

燃え殻(2023)「ブルーハワイ」新潮社


毎朝こうしてコンスタントに文章を書いていると、波がない人だと思われます。

実際に会ってもわりと淡々としているので、なおさら波がない人だと思われます。


波はあるさ、人間だもの。

波はあるのさ、人間だもの。


おそらくは人並みに、いやそれ以上に波があるタイプです。

波がないのではなく、波に頼らないように暮らしているというだけです。


誰も彼もが、怒りたくて怒りたくて仕方がない。けれど心のどこかで「怒らないほうがいいのでは」と思ったりもしている。自分の気持にこうした矛盾があるのですが、そのことに気づいていない。それで「私は怒りたくない」などと嘘をつく羽目になるのです。

アルボムッレ・スマナサーラ(2006)「怒らないこと」株式会社サンガ


感情は、できごとによって揺れ動きます。

ところがそれらのできごとを、自分ではコントロールすることができません。


他者が関わるできごともあれば、偶然が大きく作用するできごともあります。

そんなできごとにいちいち揺さぶられていては、たまったもんじゃありません。


だからこそ、できごとと感情の間に解釈という緩衝材を噛ませます。

どんなできごとが起こったとしても、解釈が助けになります。


観察とは、客観的に観測可能な「事実」に関する情報を幅広く収集し、それらに整合する意味を「解釈」することです。参加者の発言、それに対する相槌、会話のやりとり、表情、姿勢、座り方、立ち方、付箋やワークシートに書かれている文字の内容や量など、目や耳で把握できる「事実」情報を多角的に収集し、状況を解釈するための手がかりとすることです。

安斎勇樹、塩瀬隆之(2020)「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」学芸出版社


ただし、それらの解釈は間違っている場合がほとんどです。

できごとと照らし合わせながら、更新していくことが必須です。


これがまあ、おもしろい。

意図せず揺れ動く波に、頼っている場合ではありません。


淡々と、粛々と。

波がないのではなく、波に頼らないように暮らしているというだけです。






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