見出し画像

焦る日ほど信号は黄色い


2024年11月14日(木)朝の6:00になりました。

今年の年末は、どこに行こうかしら。

どうも、高倉大希です。




バタバタとしているときほど、トラブルが立て続く。

小学校の学級担任を務めていたころに、痛感したことのひとつです。


怪我の対応をしている裏で、喧嘩が勃発していたり。

忙しい時期に限って、電話が鳴り止まなかったり。


だからものごとがうまくいかないときは、その先まで警戒するようになりました。

どうせ立て続くんでしょということを前提に、考えるようになったわけです。


ほどほどに長く生きていると、おいおいと泣くことでしか越えられない夜がどうしてもある。ただし、おいおいと泣く場所さえあれば、人はどーにか朝を迎えられる気がしている。

燃え殻(2023)「ブルーハワイ」新潮社


いわゆる、最悪の事態を想定しておきましょうというやつです。

最悪の事態を想定できたら、ほとんどのできごとが大したことではなくなります。


おもしろいことに、警戒しているときほど案外なにも起こりません。

こんなに心配することもなかったなと、ホッとすることができるのです。


思っていたよりも、大丈夫だった。

迎える結果としては、これがひとつの理想形なのだろうなと思います。


強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てることが肝心だ。「やってみないとわからないよね」といったことは決して言わない。

安宅和人(2018)「イシューよりはじめよ」英治出版


焦る日ほど、信号は黄色いわけです。

急ぐ日ほど、電車は遅延するわけです。


特別な日ほど、道を間違えるわけです。

大事な日ほど、忘れものをするわけです。


だいたいは、そんなものです。

運がわるいわけではなく、これが我々のデフォルトです。


わたしたちは不合理なだけでなく、「予想どおりに不合理」だ。つまり、不合理性はいつも同じように起こり、何度も繰り返される。

ダン・アリエリー(2013)「予想どおりに不合理」早川書房


起こるできごとは、同じです。

手前で抱く、期待値の違いです。


期待しないようにしましょうとか、そういう話ではありません。

期待によって変わるものだという、ただそれだけの話です。


今日の信号は、きっと青色です。

なぜなら、焦っていないからです。






いいなと思ったら応援しよう!

高倉大希
サポートしたあなたには幸せが訪れます。