役に立たないものを見よう
2023年11月2日(木)朝の6:00になりました。
役に立たない知識から得る喜びは大きい。
どうも、高倉大希です。
役に立つから、要る。
役に立たないから、要らない。
わたしたちは、役に立つかどうかを重要視しがちです。
たしかに、役に立つものには即効性があります。
目に見える変化をすぐに感じられるので、多くの人が欲します。
これが役に立つもののよいところであり、同時にわるいところでもあるわけです。
川に水を汲みにいくことが面倒くさくて、わたしたち人類は水道を発明しました。
きっと多くの人たちは、面倒くさいことに対してただ文句を言っていただけです。
そんな中で、ほんの一部の人たちが水道を引こうと提案しました。
それ以外の人たちは、完成した水道に食らいついたにすぎません。
要するに役に立つものは、誰かに与えられたものだということです。
面倒くさいという思いを提案に昇華させた人たちが、与えてくれたものなのです。
与えてもらうことに慣れてしまうと、それらをジャッジするようになります。
そしてついには、こんなことを言いはじめるようになるわけです。
役に立つから、要る。
役に立たないから、要らない。
役に立つものだけを欲し、役に立たないものには文句を言う。
それをひたすらくり返しながら、日々を過ごしていくのです。
新しい発見はきっと、役に立たないものの中にあります。
まだ誰にも分類されていない、不確定なものの中です。
もしかするとそれらには、即効性がないのかもしれません。
面倒くさくて、文句を言いたくなってしまうようなものなのかもしれません。
そんな役に立たないものを、侮ってはなりません。
侮った瞬間から、口を開けて待つことしかできなくなってしまいます。
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