羅針盤なんて渋滞のもと
2024年8月15日(木)朝の6:00になりました。
個人的な嵐は、誰かのバイオリズムに乗っかって思い過ごせばいい。
どうも、高倉大希です。
考えたら、必然的にそうなっていた。
気づいたら、いつの間にかそうなっていた。
これが結構、大事なのではないかと思っています。
「そうなっていた」でしか、たどり着けない境地があります。
わたしたちは、多くのものごとをコントロールできると思い込みがちです。
そのような勘違いから生まれるのは、見た目だけよく似た贋物です。
冗談は、ウケを狙えば狙うほどスベります。
聞き手の中に「お前の思いどおりには動かないぞ」という意識が生じるからです。
一方で、まったくウケを狙っていなかった本音が、案外ウケに繋がったりします。
聞き手が天邪鬼を発揮せずに、素直に笑うことができるからです。
ベテランの芸人さんたちには、わざとらしさがありません。
聞き手をコントロールしてやろうという、小賢しさがないのです。
モノを手放した分だけ、自己顕示欲が大きくなった。
そんな、自称ミニマリストをよく見かけます。
ミニマリストというものも、きっと「そうなっていた」でなければなりません。
自ら名乗っている時点で、「そうなっていた」からは程遠いわけです。
たくさんのよいモノに触れた結果として、ミニマリストになった人と。
ミニマリストになるぞと思ってなった人とでは、まったくわけが違うのです。
過程で経験する紆余曲折が、結果に深みを与えます。
はじめから結果だけを求めても、見た目だけよく似た贋物にしかなりません。
羅針盤なんて、渋滞のもと。
わかりやすさが求められる世の中で、わかりにくさに滞在することが大切です。
羅針盤はたしかに、便利です。
しかし頼りすぎると、羅針盤がないと動けなくなってしまいます。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。