廊下を走ってはいけません?
2024年9月5日(木)朝の6:00になりました。
人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。
どうも、高倉大希です。
「廊下を走ってはいけません」
子どもに向かって、先生が注意をします。
「ぶつかったら危ないでしょう」
再発を防ぐためにも、理由をしっかりと伝えます。
学校の日常風景です。
そんなようすを傍目に見ながら、ずっと違和感を抱いていました。
なぜなら、子どもたちはわかっているはずだからです。
廊下を走ってはいけないことくらい、言われなくてもわかっています。
わかった上で、走っています。
要するに、走らざるを得ない別の理由があるわけです。
それにも関わらず先生は、目に見える行動のみを指摘します。
そこに理由を添えたところで、根本的な解決にはなりません。
この人、本当のことを言っていないな。
面と向かって話してみれば、だいたいはわかります。
そんな人に対して、「嘘をつくな」と怒っても仕方がありません。
こういうときは、嘘をつくというその人自身の判断をいったんは受け入れます。
嘘そのものを、受け入れるのではありません。
嘘をつくというその判断を、いったん受け入れてみるのです。
その人を、そうさせる何かがあったはずだ。
と、考えるようにしています。
「廊下を走ってはいけません」
「嘘をついてはいけません」
本当にそう思うなら、直接的な注意が悪手だと気づかなければなりません。
正しすぎる意見は時に、ものごとを複雑にしてしまいます。
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