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〆切のおかげで前に進める


2024年9月9日(月)朝の6:00になりました。

恥の多い生涯を送って来ました。

どうも、高倉大希です。




毎朝6:00という〆切の中で、日々文章を書いています。

この〆切を自分に課していなければ、おそらく三日坊主でやめています。


本当にこんな文章を公開してもよいのだろうかと、不安ばかりが大きくなって。

黒歴史になるかもしれないと、公開してはまた消して。


いつまで経っても、記事の数が増えることはなかっただろうと思います。

〆切のおかげで、「えいやっ」と投稿ボタンを押せるのです。


どうしようもないことを好きなように書く。その瞬間は純度の高い阿呆になれる。それを繰り返すと、自分が阿呆の膜に覆われていく。阿呆の膜に守護されている時だけは恥ずかしいことから解放される。阿呆の膜のなかで無呼吸の自由演技を続ける。

又吉直樹(2023)「月と散文」KADOKAWA


いまの自分が考えていることなんて、近い未来にはどうせ変わっているはずだ。

それならば、「いまはこう考えている」を残した方がおもしろいのではないか。


毎朝投稿を続ける中で、そう思うようになりました。

言い方を変えるなら、毎朝投稿は恥のかき捨てです。


まだまだ六百数本ですが、すでに恥ずかしい記事はたくさんあります。

でも、それでよいのだろうなと思います。


生きることは、ある意味で何かをさらけ出しているわけで、恥ずかしいことでしょう。生きることじたい、恥さらしみたいなもんです。でも、それを恥ずかしいと決めつけてしまったら、窒息しちゃいますよね。絵を描くことも、「さらけ出しながら生きていく」というのと同じこと。それでいいんじゃないかな。

横尾忠則(2021)「YOKOO LIFE」ほぼ日


どうせなら、共に恥をかきましょう。

そんな思いではじめたのが、共同運営マガジン「万華鏡」でした。


テーマとサムネだけを揃えて、あとは思い思いの文章を〆切までに投稿します。

回数を重ねるごとに、参加者も減っていくだろうな。


そう思っていたのですが、見事に裏切られ続けています。

みんな意外と、恥をかくことに前向きです。


他人と一緒に住むって、失敗を笑ってもらえるということでもあるのななあと、うれし恥ずかしい感じ入り、そういう、私たちの、はじめての夜だった。

小原晩(2023)「これが生活なのかしらん」大和書房


共同運営マガジン「万華鏡」、第7回のテーマは「顔」です。

投稿〆切は、9/14(土)の18:00です。


ご興味のある方は、下部の募集記事をご覧ください。

共に、恥をかきましょう。


どなたもどうかお入りください。

決してご遠慮はありません。






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高倉大希
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