梅しお

五七調タイトルでエッセイもどきの駄文や小説を書いている。 俳句と川柳と駄洒落の区別がつかない人。 割と行き当たりばったりな人。

梅しお

五七調タイトルでエッセイもどきの駄文や小説を書いている。 俳句と川柳と駄洒落の区別がつかない人。 割と行き当たりばったりな人。

マガジン

  • しりとり俳句

    月一ぐらいの頻度で「しりとり俳句」作ってます。――(自分的に)ちょっと楽しい。

  • アラウンド@311

    五七調キャッチタイトルをつけた3.11にちなんだ短編小説集です。

  • 縁切り百景【短編集】

    縁切り神社にまつわる読切り短編です。 後味は悪くなく締めることを心がけています。

  • 短編小説(その他)

    シリーズ外の短編小説をまとめてます。

  • 2023夏ドラマ『VIVANT』感想

    2023夏に突如はまってしまったドラマ『VIVANT』関係の五七調タイトル記事をまとめました。俳句っぽいの、短歌っぽいのから、ただの駄洒落、おっさんギャグまで、いろいろです。

最近の記事

  • 固定された記事

「梅塩いい塩梅」言ってみただけ

 自己紹介もどき記事です。 《none活動名》   梅しお 《人物》   ・五七のリズムが好き。   ・俳句と駄洒落の区別がどうしてもつかない人   ・どっぷり昭和世代 《やってること》  ・五七調タイトルで、分類不能な駄記事を書いている。  ・時々、小説みたいなものも書く。 《マガジン》  ・しりとり俳句  ・【小説】少女デブゴンへの路 ←思うところあって、下げました。  ・アラウンド@311  ・縁切り百景【短編集】  ・短編小説(その他)  ・2023夏ドラマ『

    • note運営さんからのお知らせメールで、投げ銭的機能――チップ(旧サポート)があることを知った。まだま知らない機能がありそうだ。

      • 樽洗い白菜漬けるかじかむ手

         冒頭は、前回10月のしりとり俳句3番目の終り〈たる〉から。  今日はぐーんと冷え込みましたね。雨や曇りでどんよりとした如何にも11月って感じの天気。  そうなると思い出すのが、子供の頃の漬物を仕込むシーン。こんな空模様の、雨ではなくて雪のちらつく11月の初頭(本日はもう11月も下旬ですが……)の毎年繰り返す季節仕事でありました。  今時は、軒に干した白菜や大根を大樽に漬け込んで冬支度する家がどれほどあるんでしょう。そんな風景、昭和の昔話に成り果てたような気がしますね。農家

        • 貧乏の神も断捨離できんかな

           ここしばらく断捨離に勤しんでいました。10月は断捨離祭りで終わり、現在、取り残しを処理中。  そんなに物持ちじゃないのに随分と時間が掛かった。ゴミをいっぺんに収拾に出せなかったせいもあるが、とりあえず取っておくかとしまった物を後から「やっぱりあれも捨てるか」と捨てたくなり、また引きずり出して……というのを何回か繰り返したせいもある。 断捨離は、これまでも何度も折々にやっているのだが、そして、あまり物を買わないのだが、なぜかすっきりしない。  そんなこんなを繰り返していて気が

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        「梅塩いい塩梅」言ってみただけ

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          10本
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          4本
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          1本
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          9本

        記事

          狂おしく木枯らし吹いても諦めぬ

          しりとり俳句前回(10月のしりとり俳句のうち2番目にアップしたもの)の尻取って「くる」からです。  東京では、ちょうど一週間前に例年より早く木枯らし一号が吹いたそうで。でもその後も気温が乱降下するもんで、さっぱり晩秋気分がしない……。  ところで、木枯らしの吹く季節を人生にたとえるならば、晩年初期もしくは晩年カウントダウンってお年頃かしら。  木枯らしが嵐のように吹きすさぶごとく、残された年月に焦りを感じて狂ったようにジタバタしだすお年頃ですわね。ジタバタせずに達観して淡

          狂おしく木枯らし吹いても諦めぬ

          じんじんと忍び寄る冷え秋来たる

          前月のパターン①の終わり〈じんじ〉からしりとり。  今朝、今年始めて空気に秋の匂いを感じました。昨日は真夏だったのに。凄い落差。靴下、しっかりと穿いちゃったよ。  10月に入っても、夏は続くよどこまでも……と、夏日ばっかりでしたが、ようやく10月らしい気温となりました。  いや、これでも例年からすれば高いんだよね。  しかも、まだまだ気温の上がったり下がったりが続くようで、じんじんと忍び寄るいうより行きつ戻りつして短い秋から冬にワープしてしまいそうな気配。  長いこと生物や

          じんじんと忍び寄る冷え秋来たる

          月満ちて狩りの時来る雁が来る

          前回パターン②〈っき――つき〉からのしりとりその2です。  昨日は「スーパームーン」であることをネタにしたタイトル句でした。  さて。スーパームーンであるか否かにかかわらず、10月の満月は総じて「ハンターズムーン」とアメリカ先住民に呼ばれているそうです。狩人たちの月。冬眠やらで肥え太った動物を狩り、冬支度というわけですな。  日本では、雁は秋の季語。雁は〈カリ〉とも読むので、狩りと引っ掛けました。  wiki先生によれば、現在は禁止されているけれど、昔は雁を狩り――捕って食

          月満ちて狩りの時来る雁が来る

          尽き果てぬ欲満ち果てむ満月夜

          前回パターン②〈っき――つき〉からしりとりです。 ①の方が後になったけれど、時期的に……。ま、誰も読んでないから良いか。 この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば 〈by 藤原道長〉  今日10月17日は「スーパームーン」。今年の地球から最も近い満月の日だそうです。  昨日10月16日、寛仁2年(1018年)のこの日、道長が道長の三女が後一条天皇の皇后になったことを祝う宴の二次会(昔も二次会なんてあったのね……)で、冒頭の有名な歌を詠んだのだとい

          尽き果てぬ欲満ち果てむ満月夜

          あらアナタ お久しぶりね。誰だっけ?

           今日はお久しぶりの日となりました。noteちゃん、お久しぶり。日差しもお久しぶり。気温30度超え、暑さもお久しぶり。  久しぶりが重なったのう……なんて暑さでちょいと茹だった頭でふと思ったら、   ♬お久しぶりね~あなたに会うなんて~♬  最新版、金髪バージョンの小柳ルミ子が歌う姿が浮かんだ。  そう言えば、最近のルミ子のたたずまいは (どことなくラスボス感がする……)  と思う。  こんな更にくだらないことが止めどなく浮かんでくるのは、季節外れの暑さのせいなんだろうか。

          あらアナタ お久しぶりね。誰だっけ?

          暁にぶるりと醒める秋彼岸

           「今朝は寒かったにゃんす。袋から出たくなかったでにゃんす」  ってなわけで、暑さ寒さも彼岸までを実感するような、本日、彼岸中日の翌朝でございました。  念のため断っておきますが、〈ぶるり〉としたのは朝の冷え込みにで、この期間にあの世からこの世に帰還してくる方々のもたらすという〈ぶるり〉とは違います。  今年は、夏の暑さも異様なら、残暑も異様。暑いのみならずしつこく長かった。  しかも、この残暑、熱の残りのようなエモさがちょっと漂う暑さではなく、いつまでも釜で茹でられている

          暁にぶるりと醒める秋彼岸

          日当たりは良好ですよ 西日がね

           西日が凄いっす。  気温は下がらず真夏並み、太陽の高度だけが順調に下がってくるから、部屋の中に日差しが差し込むっていうより、鋭く容赦なく刺し込んできて、盛夏時よりも昼下がりの部屋の中は地獄の暑さ。もう、死ぬ。  酷暑が当り前の昨今、南向きの部屋より北向きの部屋の方が良いという人もいるそうですが、短絡的に言い切るのもどうなのだろう。 確か、おフランスでは、南向きは日差しで家具が焼けるから嫌われるって話を聞いたことがありますが、でも、冬場、寒くない?  北向の部屋は、熱帯南国

          日当たりは良好ですよ 西日がね

          昼メロは死なず深夜に去り潜む

          これはもう〈夜メロ〉だね。昼じゃないから。  昔、平日の昼下がりに放映されていたソープドラマ――和名〈昼メロ〉がTVから消えて久しいですが、新聞の番組表を見るともなく眺めていて、気が付いた。いつの間にやら深夜ドラマ帯で復活しているではないか。  サレ妻の夫への復讐のドラマとか、不倫ドロドロものとか…… 「奥さん!」 「ダメよ、私には夫が、子供が」 ってなベタ展開のドラマは死んでいなかった。  ただし、昨今は、浮気妻や身勝手妻、モラハラ妻など問題妻にサレ夫、貞淑夫、真面目夫

          昼メロは死なず深夜に去り潜む

          悪ぶった夏も終わって新学期

          先月パターン②の終わり〈わる〉からの始まりです。  新学期が始まってもう2週間目です。児童、生徒のみなさん、いかがお過ごしですか? 夏休みの終わりから新学期の始まりにかけては居座り台風に振り回され、やっといなくなったと思ったら暑さぶり返し。最初の1週間は、やれやれだったかな?  今も昔も、若い頃に、ひと夏のやんちゃをする人がいますよね。ほんのちょっと、イキがった格好して夜の街を歩いてみるとか。街が怖ければ(擬態じゃなくてホンモノの方々がね)夜の神社とかお寺とか。こちらはこ

          悪ぶった夏も終わって新学期

          父ミッション買物中の子の追尾

           ……という風の父子をスーパーで見かけました。  狭い店内を客の隙間をうまくすり抜けてはしゃぎまくりで走り回る2、3歳の幼児。それを「すみません」を周囲に連発しながら追いかける父。 父がようやく子に追いついたかと思ったら、捕獲される前にウナギのようにするっと父の手を抜けて逃走を継続する子供。 その様、まるでカーチェイスのよう。見ているこっちは、頭の中にミッション・インポッシブルのテーマが流れてくる。  ――大変だな、父。  体力の消耗も激しかろう。家でも追いかけっこしてるんだ

          父ミッション買物中の子の追尾

          奴(やっこ)さん、異動だってよ秋人事

           前回パターン①の終りは〈やっこ〉だったので〈奴〉で始めました。  ますます俳句から離れていくような気がしますが、かといって、川柳でもないよね?  昨日、向かいのマンションに引っ越しトラックが停まっていました。そういうシーズンなのね。もう、年度の半分が終わったわけか。早いもんだ。  新年度の始まる3、4月の新入転勤シーズンは、以前なら日本民族大移動状態でしたが、人手不足やら働き方改革やらで、風潮が変わりつつあるとかないとか。確かに、前は年度替わりに引越しトラックをあちっこち

          奴(やっこ)さん、異動だってよ秋人事

          現実は忘れた頃にやって来る

           先日、『リアル』16巻を偶然に発見! すっかりこの物語の存在を忘れていたよ。  ふらっと入った本屋で、滅多に行かない漫画コーナーにこれまたふらっと足を踏み入れて、平台に積まれているそれを発見。即、購入。  主要キャラの一人、野宮にすっかり感情移入して号泣ものだったのに、いつの間にやら、この漫画ことを忘却していた。つうか頭からすっかり消え去っていた。  だって、なかかな新刊がでないんだもの。正直、完結せぬままに、この世からも自然消滅していくのだと思っていた。  ところが、どっ

          現実は忘れた頃にやって来る