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ガンは食品添加物のせい?

今回は、科学ジャーナリストである渡辺雄二氏の著書
「『食べてはいけない』『食べてもいい』添加物」という本の
内容を紹介します。

現在の日本人の死因は、1位が悪性新生物、2位が心疾患、
3位が老衰です。
日本は世界トップクラスのガン大国であり、先進国ではガンが原因で
亡くなる人は減り続けていて、欧米では毎年約5%ずつガン死亡数が減って
いるのに対し、日本では増加が止まりません。

さらに言うと、先進国でガンが増え続けているのは日本だけのようです。



なぜガンのことを話題に出すのかというと、海外では使用が認められて
いない農薬や食品添加物を、日本では平気で使っているからです。
あなたがよく体調を崩すのは、もしかしたら食事のせいかもしれません、
理由もなく不安になったりイライラするのは、もしかしたら不自然な
食べ物のせいかもしれません、あなたの肌荒れは、もしかしたら
食品添加物のせいかもしれません。

あなたが日々感じているあらゆる不調の原因は、添加物の摂り過ぎに
よるものかもしれないのです。
食品添加物は厚生労働省が認可しているのだから、危険だというのは
都市伝説だろうと思っているかもしれませんが、先進国でガンが
増えているのは日本だけという事実を目の前にして、
日々の食事(食品添加物)が原因であるということを、
完全に否定することは出来ません。

今回の内容を通して、化学合成された添加物の危険性について、
都市伝説だと済ませていい話なのかどうか、自分自身で考えて
みてください。





食品添加物の恐怖

「忙しいから、食事にかける時間は短縮したい」とか、
「疲れているから自炊する元気はない」という現代人に重宝されて
いるのが、カップラーメンやコンビニのおにぎり、お弁当です。

しかし、そのような調理済みの加工食品や、お湯を注ぐだけの
インスタント食品などは添加物が多いので、体に良くないと
言われています。
便利なので、つい手を出してしまうのですが、
「安全な食べ物だろうか?」という不安を感じている人も多いと思います。
コンビニやスーパーなどに、溢れんばかりに置かれている加工食品には、
多種多様の食品添加物が使われています。

そもそも、しっかりと安全性が認められているから食品添加物が使われて
いるんだろうと思っている人がいるかもしれませんが、人間への安全性は
明確に確認されていません。
その理由は単純で、人体実験をしていない(出来ない)からです。

食品添加物の安全性は動物実験によって行われますが、その結果から
おそらく人間にも害がないだろうという推定のもとに認可されています。
動物を使って調べる内容は

・急性の中毒や死亡
・発ガン
・臓器の異常

など、はっきりした症状ばかりです。
しかし、私たちにとって重要なのは、食品添加物が日常生活に
支障をきたすのかどうかです。
たとえば、食事のたびに胃が重苦しいとか、吐き気がする、気分が悪い、
下痢をしたといった症状が起こったら困ります。

しかし動物実験ですから、ネズミに「お腹痛くないですか?」とか、
「気分悪くないですか?」と聞いても答えてくれませんから、
このような微妙な影響は分からないのです。
しかし人間は、実際にはこのような悪影響を受けている可能性もあり、
まさかその不快感が食事(食品添加物)のせいであるとは、
なかなか想像することもできないでしょう。

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