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意識的に食べないという選択
今回は、内科医で漢方医でもある内海聡先生の著書
「1日3食をやめなさい! 」という本の内容を紹介します。
年を取ってくると体に不調が出始めるので、中年期以降の多くの人は
健康に気を遣っていると思いますが、病気になりたいとは誰も
思いませんから、それは当然と言えば当然です。
しかし、その病気も元をたどれば日々の食事に問題の多くが潜んでいると
いうことを自覚しているでしょうか?
健康でいることは、医者や医学によって作られたり、与えられたり
するものではなく、自分自身の日々の選択によって作られるものです。
そして、日々の生活の中でも特に重要な選択というのが食事です。
今回の内容を通して、毎年のように生活習慣病患者が増えていく理由と、
その対策を学びましょう。
食べ過ぎで得るのは元気な体ではなく、疲れやすい体です。
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食べ過ぎと病気の因果関係
食事に関して、私たちが絶対に知っておかなければならない事実は、
「1日3食は食べ過ぎである」ということです。
今の日本には食べ物が溢れていますから、お腹が空いたと思ったら、
いつでもどこでもコンビニに行って何かを食べることが出来ます。
食べることは、生きるためにはもちろんですが、楽しみにもなっていると
いうのが現状だと思いますから、それを否定するつもりはありません。
しかし、当たり前のように言われている1日3食という習慣が、
老化を促進して様々な病気を引き起こしていると知っているでしょうか?
カロリーなんて気にせずに、美味しいものを食べたいだけ食べられれば
良いのですが、その行動が年齢によっては病気に結び付いてしまいます。
車や家電製品の発達によって、生活が楽になった今の日本では
体を動かす機会が減っていることから、普通に食べても
カロリーオーバーになってしまうのです。
「今日はちょっと食べ過ぎちゃったな」と思った時だけではなく、
いつも通り食べているのが既に食べ過ぎということです。
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さらに考えなければいけないのは、いつでもどこでもなんでも食べられる
私たちは、カロリー的には食べ過ぎでありながら、必要な栄養は足りて
いないという事実です。
現代では、日本を含む先進国の人こそ
「重大な栄養失調に罹っている」とさえ
考えられていて、いわゆる隠れ栄養失調の状態です。
1日3食は食べ過ぎで、病気に結び付いてしまうと書きました。
ですからここで、食べ過ぎによって罹ってしまう病気には、
どのようなものがあるか挙げておきます。
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