子どもの発達障がいとお金の使い方に関係はある?
お金はどこから来て、どこへ行くのか想像する力を育むフィナンシェの会。小学生の娘にお金の使い方や流れを教えていますが、子どもの性格や発達の凸凹によって、お金の使い方や捉え方が変わるのでは?と思うことがあります(発達障がいの専門家ではないので確かなことは言えません)。
11月には、子どもの発達障がいと金融教育をテーマにした無料ウェビナーを開催するので、ぜひ併せてご覧ください!
衝動的に欲しいものを抑制しにくい
まず挙げられるのは「何かをやりたい」「欲しい」と思ったら、今すぐ行動しないと気が済まないという点です。
たとえば、ノートが残り数ページになったので新しいものが必要になったとき。翌日や週末に買いに行けば良いと思うのですが、足りないと分かった時点でノートを買わないと不安になるようです。そのため、夜中に買いに行くことや、重いランドセルを背負いながら学童からの帰り道にお店に寄る…という事も度々。
他にも、自分のお小遣いで買い物に行ったとき。目当てのものを買えたのは良いものの、次にほしいものが見つかると、家に帰って早々に「お金が欲しい!」と、家での仕事をしてお小遣いをもらおうとします。以前は、前もってお金を借り、購入してから徐々に返すことをしていましたが、あまりにも返済しないので(利子付きでしたが)、前借り制度はなしになりました。
本人的には、もう少し貯めないといけないかな…と思っているようですが、「今を楽しまないと後悔する!」とも感じているよう。確かに買ったものがすぐ手に入って、手元にある期間が長いほど効用は高いですし、インフレの中では今買った方が正解ではあるのですが…。
愛情と買ってくれることは同義?
難しいなと思う点は、何かを買ってもらうこと、プレゼントをもらうことは愛情につながると誰しもが思う反面、「買ってくれない=嫌い」の論法を持ち出してくるところ。毎回、回答に苦慮しますが、日常生活では買う・買わないのルールを決めて運用をしています。
ルールには従順だが、矛盾にも気付きやすい
買う・買わないのルールは、「いるもの」は親が買い、「ほしいもの」は子どものお小遣いで買うこと。しかし、これも基準を厳密にしないと納得がいかないようです。たとえば、シャープペンは小学校では推奨されてないから「ほしいもの」、でも付箋は辞書や教科書など勉強で活用するから「いるもの」と会話したとき。「前に買い物に行ったとき、付箋はお小遣いで買ったんだよ。なんで買ってくれなかったの?」と以前と今の違いに気付いて指摘するのです。
私自身、忘れっぽいのでルールの境界線がコロコロ変わってしまうのが良くないのですが、その時の状況に応じて柔軟に対応するのが難しいのかなとも感じます。
22年11月21日19時から無料開催!「発達障がいの子どもへのお金の教育」
さて、発達障がいの子どもたちと関わる方とお話をすると、実際に子どもの特性とお金の使い方には関係があるようです。今回は勉強会として、金融教育を実践されている方、療育の現場で勤務されている職員の方と一緒に、発達障がいの子どもへのお金の教育を考えていきたいと思います。
カメラオフで、音声だけでの参加でも大丈夫ですので、夜ご飯を食べながらご参加下さい!
お申込みは下記より受け付けております!不明点もあればお気軽にお問い合わせください。
たくさんの家庭や子どもたちに届けるため、可愛いイラストを使ったお金の紙芝居、海外事例の翻訳など、さまざまなコンテンツを作っていきたいと考えています!