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雑記

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2021年11月の記事一覧

ドア(文学的スケッチ)

ドア(文学的スケッチ)

「ドアの夢をよく見る」とアヤカは言った。
「ドアが浮かんでいる空間に、私はいる。そこには、ドアと私以外には何も無い。何も無いっていうのも——表現は難しいけれど——全く無い。そこには何も無いし、何も無いということを意識することすらもできない。夢から覚めた後に思い返すと、そういえば何も無かったなって気づくだけ。ドアと私以外の何かが存在しうるという、潜在的な可能性すら、全く無い」
「全く無い」と僕は繰り

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過去形と昔話

 いきなり英文法の話なのですが、
『過去形』には、いろいろな意味がありますよね。(過去、丁寧、仮定)

 それらをひっくるめて、私は『へだたり形』と呼んでいます。

 時間的な隔たりがあるのなら、それは”過去”を表します。心理的な隔たりがあるなら、”丁寧”。現実との隔たりがあるのなら”仮定”を表すわけです。

 『昔話』で言うところの「昔むかし」も、同じく隔たりを強調するものだというふうに私は読ん

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二種類の知性

 よく言われている話だけれど、知性は大きく二種類に分けることができる。

 一つ目は結晶性知性。いわゆる頭でっかち。学校の勉強で身につくもの。計算練習をガリガリこなしたり、英単語をチビチビと覚えていく中で、少しずつ蓄積されていくもの。

 もう一つは流動性知性。いわゆる直観。芸術性がある。これは努力によって身に着けることが難しい。

 そしてどうやらこの二者は、基本的にトレードオフの関係にあるらし

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2021年内にやること

・もう一品、何かの手料理を覚える。

・家族と、特に祖母と仲直りする。

・自分の悪い癖(洗い物を後回しにする)を治す。

・官能小説なるものを書いていることを、恋人に打ち明ける。(最近、達成した。読みたい、と言われたけれど、流石にそれは、、、笑)

・唯一、リアルでお会いしたことのあるnoteのフォロワーさんの印象について書く。(もともと僕は、noteのようなSNSを使う人物を小説に登場させてみ

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家のない東大生

 もしかしたら、”ホームレス東大生”ってのは、結構なパワーワードなのかもしれない、と最近思った。というわけで、その頃のことを書いてみようかと思う。これまで書かずに来たのは、事務局やリア友なんかにバレると実に気まずいから。

 ある時期、僕は某キャンパス内の学生棟に住み着いていた。僕に住処を提供してくれていた年上の女性が、結婚していなくなってしまったからだ。

 キャンパス内にはタダで使えるシャワー

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恋人ごっこ

 以前、フォロワーさんの幾兎 遥さんに小説化していただいた記事を再掲載します。というのも、その記事は、もう一つのアカウントがリアルの友人にバレてしまった際に削除してしまったからです。

 幾兎さんは私の記事をいくつも読み、DMのやり取り等をした上で、私という人間について深掘りをして小説を書き上げてくださいました。

 住所不定のヒモ的な生き方をしていた大学生の春休みに、僕を泊めてくれていた年上の女

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