地震くるくる、対策してますか?①<なんとなく不安。そんなあなたに。<今年は地震の可能性が高い!?>
「地震、いつかは起きるかもね~。」なんて漠然と考えているあなた。
今年は、地震の可能性が非常に高いって知ってましたか?
絶対やって来る地震。絶対対策しましょう。
それも今からすぐに準備しましょう。今はそれくらい危険な状態なんです。その理由を説明してきます。
そして、地震対策なんて、面倒臭いしお金かかりそう、なんて考えている人、それ大間違いですよ!
地震対策なんて、実は半日の時間、5000円くらいの費用で簡単に出来るんです。
それで安心安全が手に入るのなら、安くないですか?
そんな簡単で確実装備品リストも、次の記事で紹介していきます。
地震の可能性が高い理由、それは実際に地震が起きているから。
実際に地震がおきています。
といっても、日本ではありません。
バツアヌという南太平洋の地域です。
バツアヌの地震が日本に関係あるの?と思われるかもしれませんが、それが大有りなんです。
バツアヌに地震がおきたら、日本にも起きる。
近年、そう言われるようになりました。
「バツアヌの法則」と言われています。
実際、2000年以降のデータをみると、バヌアツで地震が発生したら2か月以内に地震が起こるというケースが多くなっています。
結果だけ見ると、バヌアツと日本の地震は連動していると見えます。
しかもこれは「風が吹けば桶屋が儲かる」そんな話ではありません。
そもそもバヌアツ近海は、太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界が複雑に入り組んでいるため、様々なタイプの地震が発生します。
そして、バツアヌと日本は、フィリピン海プレート、太平洋プレートを共有しているのです。
プレート的にみると、日本とバツアヌは遠い土地なのではなく、お隣りさんになるんですね。
といっても、日本とバヌアツは、プレートが沈み込む方向が逆です。
プレートの反対側の話なので日本には影響ない。という根拠で、バツアヌの法則はデマだと否定する考えもあります。
とはいえ、同じプレートを共有しているということは、まったく影響がない、とは言い切れないのではないでしょうか?
そのバヌアツ、2023年3月に入ってから、立て続けに大きな地震が発生しているんです。
日本の過去の地震を改めて知ろう
漠然と日本は地震が多い国だ、と知っていますが、具体的には知らないと思います。(自分がそうでした。)
例えば、近々に起きた関東大震災。
自分はスタジオジブリの「風立ちぬ」を観るまで、ちゃんと知らかったです。
約100年間前の出来事ですね。
この地震で、東京は一旦灰燼に帰しました。
こんな大被害起こした関東大震災でも、今まで日本で起きた数多くの大地震の一つに過ぎないのです。
それでは、簡単に日本に起きた地震の歴史をひと解いていきましょう。
日本の地震の始まり
地震の記録は、『日本書紀』から初めて出てきました。
それによると、416年までに304回あったそうです。
これは、5年に1度は大地震に襲われていたことになります。
飛鳥・奈良・平安時代
この時代の地震の発生率は20年に1度くらい。
発生回数は下がっていますが、代わりに恐ろしい超巨大地震が起きています。
まず、684年の白凰地震。これは歴史に記録された最初の「南海トラフ巨大地震」です。
そして次に古代最大クラスが起きました。869年の貞観地震です。
これは、「東日本大震災」と同じ三陸沖地震のひとつと考えられています。この地震では津波は内陸部の多賀城にまで達し多数の溺死者が出ました。
ここで特筆すべきは、この大地震と呼応するように富士山が大噴火したことです。
貞観地震の起きる5年前に、富士山が大噴火(貞観大噴火)し、現在の精進湖や西湖が出来たと言います。
このように、大地震と火山の噴火というのはセットであるということが分かります。
鎌倉・室町時代
この時代は、地震回数が2倍近くに増えます。
その代わり、巨大地震は減り200年に1度のペースに。
主に南海トラフ地震が増えました。
1498年の明応地震では、内陸の湖だった浜名湖を汽水湖にしてしまいました。
また鎌倉の大仏様の建物が倒壊し、吹きさらしになってしまいました。
そして今でも吹きさらしのままです。
江戸時代
さらに地震の回数が増え、鎌倉・室町時代と比べて10倍近くになりました。
2年に1回は大きな地震が発生していることになっています。
その中でも、現代に通ずる大きな地震が2つありました。
1611年の東日本大震災クラスのM8.1。
「慶長の三陸沖地震」です。
東北はおろか北海道でも被害があり、延べ1万人以上の溺死者が出ました。
1707年の南海トラフ巨大地震のM8.6。
「宝永地震」です。東海道、紀伊半島、四国、九州の各地が津波に襲われ死者は最低でも2万人に達しました。
そしてなんと、「宝永地震」の7週間後に富士山も大噴火しました。
このとき噴き出した火山灰は、江戸にまで降り注ぎました。
関東一円に降り注いだ火山灰は、農作物に多大な影響をもたらし関東では食糧危機が発生しました。
ちなみに、被災地の小田原藩の米の収量が元に戻るまで90年程を要したとか。
そして、更に地震が続きます。
この頃、あの有名な言葉が生まれたと言われています。
はい、「地震・雷・火事・親父」ですね。
この鯰繪では、ナマズ(地震)鬼(雷)火(火事)そして親父(親父)が一堂に会して、誰が一番悪者かを話しているという図になっています。
世の中の恐ろしいもの、敵わないものを順に並べた言葉ですが「地震」が一番トップにきていますね。
そりゃ、こんだけ地震が起きていたら、一番怖い物が地震と思うでしょう。
ちなみに江戸時代に、なぜ親父がそこまで恐れられていかは不明です。
明治・大正時代
さらに地震の頻度が高くなります。
そして、この時代で過去最大の人的被害があった地震が起きました。
それが、冒頭で書いたように、1923年に起きた「関東大震災」です。
死者行方不明者数は推定10万5,000人に達しました。
さて、日本で起きた地震を振り返りましたが、大規模な地震が発生する割合は以下のようになるそうです。
ちなみに、時代が進むごとに、地震の発生回数が増加していますが、これは地震の観測技術が向上したため、地震の記録が増えたという理由もありそうです。
ここまでの過去の地震については、このサイトを参考にしました。
果たして、今年地震が発生するのか?
YESであり、Noであります。
なんじゃそら?と思うかもしれませんが、地震予測は難しいのです。
本来は、実際に地殻変動を観測し、その観測データに基づくシミュレーションなどで予測したいのですが、科学的な方法は確率していません。
今のところは、発生間隔でしか予測できない状況です。
これって例えば、会社で来年の売上計画立てるときに、今年は1000万円あったので、来年は1200万円にする、みたいな感じです。
えー!?
もっと業界の経済動向を分析して、クライアントの新テーマを確認し、競合他社の状況も鑑みて。。。とかしようよ。なんて非科学的な!!
(おっと私情が入りました、失礼)
<可能性1>首都直下地震、今後30年内に約70%の確率で発生する
例えばNHKで、首都直下地震が今後30年で70%と報じられましたが、その根拠は過去の地震の発生率によっています。
関東で起きた大地震を振り返ると、もうそろそろ、と思える気もしますね。
<可能性2>首都直下地震と、南海トラフ巨大地震が同時に発生する?
地震活動には「静穏期」と「活動期」があると言われています。
そして、現代は地震の「活動期」に入ったという見方があります。
過去に「活動期」と言われているのは、先に書きました「飛鳥・奈良・平安時代」。実はこの時代、14年という短期間に、東日本大震災、関東大震災、南海トラフ大地震が発生していたのです。
3つの巨大地震が連続して発生。
これはもう、麻雀だっら、3つの役が揃ったトリプル役満!!
上がりですね!
そして現代は、すでに東日本大震災という三陸沖地震が発生しています。
もし、現代が地震の「活動期」に入っているとすると、東日本大震災➝関東大震災➝南海トラフ大地震というコラボレーションが発生する可能性があるということです。
NHKスペシャルで、その予想ドラマが放送されましたね。
<可能性3>さらに富士山も大噴火する?
ここまで読んでくれた人にとっては、なんの不思議もないと思います。
だって、過去の大地震の前後には、実際に富士山が大噴火していたからです。
物理的に考えても、プレートとマグマの動きはどちらも地殻変動に関係する現象なので、相互間の影響があることでしょう。
実は最近(2023年3月29日)に、富士山噴火対策が見直され、噴火による危険地域と非難対象者が大幅に拡大されました。
そして、現代に富士山が大噴火すると、江戸時代よりも深刻な被害が出ることがわかっています。
それは溶岩のような直接的な被害ではなく火山灰です。
火山灰により、交通、エネルギーなどのインフラが壊滅。さらに食糧不足が起きるのです。
●交通インフラ:航空機、鉄道が止る。車も慢性的な渋滞へ。
●エネルギーインフラ:停電、断水が発生。
●品不足:インフラ停止のため、慢性的な品不足へ。
富士山の大噴火、下手すると地震よりも怖いかもしれませんね。
関東圏~東海地方という広範囲に被害が広がるので、家庭内での備蓄が必要になってきます。
<可能性4>動植物の異常行動は、大地震の予兆?
今年に入ってから、海洋生物の異常行動がニュースで報じられることが多くなりました。
●大阪深くまで迷い込んだクジラ「淀ちゃん」
●イワシの大量打ち上げ(2023年2月7日その他)
●深海魚「リュウグウノツカイ」の浮上
深海魚が海面上まで浮上してくることはとても珍しく、昔から天変地異の前兆と言われています。
●幻の竹の花が開花(2023年1月3日)
竹の花。実は120年に一度しか開花しないという幻の花だとか。
昔から竹の花が咲くことは「不吉な出来事が起こる前兆」だと考えられ、地震などの自然災害と結び付けられています。
●イルカの大量打ち上げ(2023年4月3日、4月4日)
これらの海洋生物の異常行動と大地震の関係はあるのでしょうか?
自然界の異常現象は大災害の前兆だという言い伝えは、昔から数多く残っています。
ただ、いくつかの言い伝えを実際に検証された結果、
「魚を含めた動物の異常行動については、地震との関係について科学的な検証がなされていなかったり、研究が中途半端に終わっていたりするケースが多い。」
とのことで、科学的に地震との関係を検証されたことがありません。
これは「錯誤相関」と呼ばれる現象で、言い伝えが「迷信」になりうる理由が説明できるようです。
ただ一方で、
つまり、今のところ、動植物の異常行動と地震の関係については、
関連性は証明できないが、関連性がないことも証明できない。
という状態と言って良いかと思います。
思い出してください。
現代は、地震が科学的に研究されていますが、地震予測としては発生間隔での予測、つまり過去に起きた地震の結果でしか予測できていないのです。
そいう言う意味では、現代の地震予測といっても、昔の言い伝えと五十歩百歩じゃないか、と思ってしまいます。
地震は怖い。でも対策すれば大丈夫。
ちょっと不安になってきましたか?
でも大丈夫。そこまで不安になることはありません。
ちゃんと対策していれば、ちゃんと対応できます。
「備えあれば憂いなし」です。
災害発生時、あなたの生死を分ける要素は何でしょうか?
それはとてもシンプルです。
いかに早く安全な場所まで逃げられるかです。
この初動時の瞬間コンマ1秒の差で生死が分かれると言っても過言ではありません。
初動で時間をとられると、あなたの人生というサバイバルレースは、スタート地点から落選という残念な結果になってしまいます。
あなたの生死を左右する「非常用持ち出し袋」
「非常用持ち出し袋」
これを用意しているだけで、生き残りる可能性が100倍アップします。
なぜなら、非常用持ち出し袋を用意していれば、何か起きたときにすぐ自宅から飛び出すことができるからです。
その際、一つ重要なポイントがあります。
「背負って走れる重さ」の持ち出し袋にしましょう。
避難したあと、素早く安全に移動できることが重要になってくるからです。
なぜなら、荷物が重いせいで、避難後に亡くなった人も多くいるからです。
「関東大震災」では、地震で亡くなった人は死者数の1割。残り9割の死因は…?
ここで関東大震災の被害内容を振り返ってみましょう。
死者・行方不明者が約10万5千人も出たのですが、実は亡くなられた方のうち、約9万2千人は火災が原因なんです。
地震発生時、昼食準備中だった家が多く、地震直後の火事に逃げ遅れた人が多く亡くなりました。
また避難できた人も、大きな荷物を持ってきており、その状態で避難所に密集していたため、避難時に持ってきた荷物に火が燃え移って火災が発生してしまい、避難先で約4万4千人の命が失われてしまいました。
もし、各家庭に非常用持ち出し袋が常備されており、地震が起きてすぐに逃げることができていたら...。
もし、避難した人達が、必要最小限の持ち物だけ持ち出しており、身動きとりやすい状態だったなら...。
これほどの被害は起きなかったかもしれません。
「非常用持ち出し袋」を用意しましょう
サバイバルレースのスタートで生き残るための必須アイテムと言って良いでしょう。
冒頭に書いたように、非常用持ち出し袋は、半日の手間、5000円くらいの費用で簡単にできます。
じゃあ、具体的に何を用意すればいいの?ということなんですが、記事がとっても長くなってしまったので、一旦記事を分けたいと思います。
引き続き、この記事をお読みください。
↓
防災バックを買ったよ!と報告したかっただけなのに、辿り着けませんでした。
また、こんなに長くなってしまいました。スミマセン。
続き読んでいただけたらと思います。
東のテツ
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