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アバウト・タイム

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愛する腕時計とか音楽の話
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記事一覧

ゼロから生み出すことの面白さ

ゼロから生み出すことの面白さ

コロナ禍に趣味がこうじて同人誌/ZINEを作成しました。

2年間で発行したのは9冊。文学フリマや二次創作イベント、オンライン通販をあわせて1,000部ほど販売しました。発行部数に対して90%以上さばけたので個人的には合格ラインかな。肌感覚だと、二次創作でファンが少ないジャンルは10部売れればいいほうだし、逆に最大風速が出ているジャンルだと平気で数百部売れることもある。オリジナル・一時創作がメイン

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LUNA SEAと僕 好きな曲編

インディーズ~終幕迄、持っているアルバムから好きな曲、ライブでの盛り上がり度をかき出してみた

■インディーズ盤「LUNA SEA」1991年♪TIME IS DEADとにかくリズムが変な曲。

雨を降らせろ ネ・フ・テ・ュ・ス 毒を降らせろ ア・ヌ・ビ・ス

突然のエジプト神登場に面食らったのは私だけじゃないはず。なんでや。「仕掛け(からくり)が~」のあとはコール&レスポンスで観客に歌わせまくり

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LUNA SEAと僕 出会い編

LUNA SEAと僕 出会い編

高校生の時代に好きだったバンドをふと思い出したので備忘録かわりに残しておく。時系列が前後するのは御容赦いただきたい。

夕刻近所の河原をジョギングしながら、いつものように途中でヨガポーズをいれていた。在宅勤務がはじまってから2日に1回は45分ほどはしるのが日課となり、iPhoneシャッフルしていたら「END OF SORROW」が流れてきた。月の光を浴びながら夕闇と夜のはざまあたり、まさかのルナシ

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踊る日々

踊る日々

B'zのライブ映像がYouTubeで公開されているので、この1週間はずっと LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-を在宅勤務のBGMで延々リピートしています。今日もオーマイはだしのめがみよー!とか熱唱してたら上司から電話かかってきて慌てた。やべやべ。

1998年にB'zの①Pleasure ②Treasure の2枚組best CDが発売、この頃はベスト盤ブームで、G

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運命のバリトン

運命のバリトン

2006年、東京のNHKホールにMET(メトロポリタンオペラ)の「椿姫」を見に行った。この年はワーグナー「ワルキューレ」モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」さらにヴェルディ「椿姫」がまとめてやってくるお祭り騒ぎだった。アメコミ風に言うならばアベンジャーズってとこでしょうか(たぶん違う)

私が「椿姫」と出会ったのは中学生の頃。実家に3大テノールのCDがあり、パヴァロッティが歌う一曲が「乾杯の歌」だっ

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And all this time

And all this time

大人になったら腕時計を買うのが夢だった。親戚から譲り受けたのを含めると10本近く持っているが、自腹で買ったのは2本だけ。もっぱら革ベルトが多くて、理由を聞かれたら「肌触りがいいので」と答えている。嘘じゃない。実際ブレスレットタイプは旧友から留学祝いにもらった1本だけだ。

昔、喧嘩で腕時計をメリケンサックみたいに使ってしまったことがある。金属だったのでこちらも手の骨を痛めたし、何より腕時計は血

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音楽と人

音楽と人

数年前に母と叔父から譲り受けたレコードたち。たまに山積みから1枚ひきぬいて闇鍋プレイをやっている。

ジャニス・ジョプリンベスト
Marilyn McCoo & Billy Davis Jr. BEST
サンタナ「不死蝶」「Moonflower」「ジーバップ!」
ナンシー・シナトラ「ゴールドデラックス」
ザビア・クガート「ラテン」
エルトン・ジョン「BLUE MOVES」「Goodbye Yell

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愛すべき時計たち

愛すべき時計たち

先日、この業界で働きはじめて10年目突入したので記念に新しい腕時計を買いました。初給料で買ったのと同じハミルトン。ポールスミスと最後まで迷いましたが、ここは初心に帰ろうと思った次第。オタクなので、一本一本に映画のニックネームをこっそりつけている。

電池交換に出していたのが戻ってきた

右から、

タグ・ホイヤー 「ブロークバック・マウンテン」
グッチ  「エイリアン」
ハミルトン 「追憶と、踊り

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LUKAの歌声

LUKAの歌声

1998年。私が高校生だったころ、大好きだったミュージシャン、LUKA。
洋楽専門レーベル(RIP CURL RECORDINGS)からデビューした謎の日本人女性。1枚目「Take me to your heart」はまだ持っている。新星堂で店長さんに勧められるまま、青のジャケットにひかれて視聴したら、バイリンガルでしょ?というレベルの発音。アラニスモリセットにデパス錠を与えたような(すんません)

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ミュージック・フロム・アナザー・ルーム

ミュージック・フロム・アナザー・ルーム

留学する記念にと慕っていたお兄さんがくれたMDはトム・ウェイツ。「Grapefruit Moon」「Downtown Train」は何度聞いてもあきなくて、つらい試験勉強のおともになった。

シャーデーはボストンで偶然出会ったお姉さんに連れられてコンサートに行った。上下ぴっちりのホワイトスーツだったのに、とんでもない色気をふりまいていた、当時齢40を超えたシャーデーにノックアウトされた。

ブルー

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アバウト・タイム

アバウト・タイム

出張先で聞かれた「あなたの手放せないものはなんですか」という質問をおぼえている。各国から集まったメンバーで、2週間みっちりタスクを回していく中、アイスブレイカーとして自己紹介タイムがあった。「コーヒータンブラー」「お気に入りのネクタイ」「家族の写真」「お守りコイン」等々。私の回答は「腕時計」だった。

2週間の出張であれば、眼鏡ケースに4-5本まとめてもっていく。その日の気分、洋服にあわせて選んで

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時を刻む。

時を刻む。

先日出会ってしまった腕時計。

エンポリオ・アルマーニ №AR1875 

ターコイズブルーの革ベルトと主張すぎない針、光沢の鈍さがいい。実物は文字盤のグラデーションが美しく、枠の金色がもっと暗い。ただ革ベルトの色合いが完璧過ぎて、「これ代替品見つけるの難しいですよね…」と早くも店員さんと未来の事案に頭を悩ませてた…(笑)

少数派になりつつあるけれど、腕時計はする派です。ないと落ち着かず、手首を

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