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24. 運動から気力を引き出す (11)


運動による気分転換

気分を変えるには、旅行するのもいいでしょう。でも、温泉に行くお金がない、学校や仕事を休めない、一緒に行ってくれる人がいない、そもそも外に出るのが億劫。。。きっとあなたの脳は、できないことの理由探しを始めるでしょう。

じゃあ、やる気を出すために、好きなアイスを食べる、ビールを飲む、好きな音楽を聞く、漫画を見る、ゲームをするなど、好きなことを先にしていませんか。もちろん、それが起爆剤となり、本来すべきことに対するやる気につながることもあります。

しかしすべきことに全く無関係な趣味に夢中になりすぎれば、本末転倒して、食べ過ぎて眠くなり、長時間のネットで目が疲れ、漫画やゲームやSNSでのバーチャル世界での幸福感は現実ではなく、結局は自己嫌悪の繰り返しなのではないでしょうか。
さあ、どうすればやる気がでるか、私たちの気持ちと行動がどうつながっているのか、考えてみましょう。


体と心と魂のつながり

あなたは、体と心と魂でできています。
魂が、体と心のバランスをうまく取れていない状態が、無気力なのです。

体は目に見えるし、感覚があります。心は見えないけれど、悲しみや喜びを感じるし、いろんな思いがあるから、心はあると誰もが知っています。
つまり、体の五感(目、耳、鼻、口、触覚)と思考・感情が存在することは誰もが認めます。

しかし、目に見える体と目に見えない心を統括しているのは霊魂で、無気力になってしまうのは、霊魂が、心と体をコントロールできないときなのです。霊魂は、赤ちゃんとして生まれる前から存在し、体が死んだ後も存続し、霊魂は単体ではなく、周りとつながっています。
もし、霊魂が存在せずに、死ねば終わりなのなら、遺体をゴミ焼却炉で焼こうが、墓地に家を建てようが、遺骨を道端や庭にまき散らそうが、どうでもいいことになりますが、そのような行いは、禁じられています。

なぜなら、霊魂はみんな一つにつながっていたものなので、
人を傷つけてはいけない、環境を大事にしなくてはいけない、全ての行いは自分に還ってくる、
ということを、心の奥底ではみんな知っているのだと思います。

たとえば、嫌な態度をとる相手にあなたが対応していると考えてください。その相手は家族/同僚/友人/通行人/ネットアンチかもしれません。
でも、人間として、決して踏み越えてはならない線があるはずです。言ってはならない一言、取ってはならない態度、やってはならない行動がなんなのかを知っています。
それは、霊魂がつながっているということを無意識に知っているからです。死後は無になるとか、どんな人でも全員が天国に行けるとかなら、この世に法律は不要になります。
個人は、どんな宗教でも政治思想でも人生哲学でも自由に持てますが、倫理観の根底にあるのは、霊魂が同一のものから生まれたのだという仲間意識と、死後は自分と同レベルの霊魂の層に引き寄せられるということを、無意識のレベルは知っているからだと思います。

だから、世界中、どんな宗教や文化であっても、死者を弔う儀式があり、どんなにAIが発達した現代でさえ、先祖に思いを馳せ、葬儀や墓や慰霊祭や慰霊碑があるのです。そして、信じようと信じまいと、科学では説明できない不思議な体験が起きるのです。
実際、有名な発明家や科学者や芸術家のなかには、図式や言葉やイメージが突然、頭にひらめいたり夢に現れた、という人がたくさんいますし、虫の知らせで近親者の死を感じた人も世界にたくさんいます。

では、どうすれば気持ちと行動を、うまくコントロールできるのでしょうか。
短い間で気分転換ができ、お金もかからず、煩わしい人間関係もなく、なおかつ、それが現実的な満足感につながる、そんな方法がいいですね。
DAY1から10までの宿題が終わったあなたに対する答えは、運動です。しかも、それは、1か所につき、10秒で結構です。

なぜ、運動がいいのかというと、
自分が自分をコントロールできるということを忘れていたことに気付くからです。
それが、魂が、体と心のバランスを思い出すことにつながります。

今日の宿題 (DAY11)


以下の運動のどれでもいいので、一日10秒から始めてみましょう。縮んでいた筋肉を伸ばすことで、リンパの流れがよくなります。そして、目が覚めたように感じるはずです。
たとえば、ご飯の前に足の運動をするとか、トイレの後に肩を回すとか、寝る前に腰の体操をするとか、自分で部位を決めておくのもいいし、気が向いたときラジオ体操をするのもいいと思います。
毎日できなくても10秒できたことに、大きな一歩があります。

1)室内で、今、できることをやってみましょう。座ったまま、寝ころんだまま、立ったまま、どれでもいいです。各関節を動かします。足首、膝、足の付け根、腰、指、手首、ひじ、肩、首など、自分が動かせる範囲で、一か所ゆっくり10秒程度でOK。Youtubeで「座ったまま/寝たまま 体操/ストレッチ/筋トレ 跳ばない/自宅で 簡単/初心者/高齢者/楽な 10秒/1分/3分」などと自分に合う、適当な言葉を入れて検索すれば、いろんな動画がありますので、一つでも参考に見れば、どう動かすのかわかります。たとえば、

  • 座った/寝た状態で、右足首を時計回り+左足首を反時計回りに5秒同時に動かし、今度は逆方向に5秒(むくみ)。

  • 座った/立った状態で、左腕を上げてから背中にあて、左ひじを右手で5秒伸ばす。逆に、右腕を上げてから背中にあて、右ひじを左手で5秒伸ばす(姿勢)。

  • 座った/立った状態で、両腕を真横に広げて、5秒時計回りに動かし、5秒反時計回りに動かす(肩こり)。

  • 立った状態で、軽く膝を曲げて両手を床につき、無理のない程度に指先が床から離れないようにして、ひざを5秒延ばしていく。今度は、膝を曲げないで5秒、指先を床につくように曲げていく(柔軟性)。

  • 寝た状態で、両膝を直角に立てて足裏をゆかにつける。両足を左側に倒し、今度は右側に倒す動きを合計10秒。(ウエスト)。

  • 立った状態で、片足を後ろの方角に5秒上げる。次は反対の足を5秒。(ヒップ)

  • 立った状態で、左足だけぐっと後ろに引き、体重を右足に5秒かけるようにすると、左足のアキレス腱が伸びる。反対の足も5秒(アキレス腱)

2)または、ラジオ体操第一の正しい動きをYoutubeで見てから、音楽に合わせてやってみましょう。ラジオ体操は、あらゆる部分を動かすように考えられているので、ちゃんと部位を伸ばせば、健康維持にもダイエットにも効果があります。
おそらく、小中学校で無理やりやらされた反発心があったり、まじめにやると馬鹿にされる校風があったのかもしれませんが、真剣に部位を伸ばすと、筋肉の伸びを感じるはずです。
しかも、音楽に乗ってやっていると、次にどの動きだったか体が覚えているので、最後までできます。

3)運動靴をお勧めします。(ヒールやパンプスやサンダルや革靴では、外反母趾になったり、靴がぼろになったりします。)
ジャージがなければジーンズで、外に出て、歩くスピードを速めてください。

  • あなたが健康なら、軽くアキレス腱を伸ばし、小走り程度に10秒走ってみてください。

  • これができたら、次の日は20秒走り、また次の日は30秒走り、と10秒ずつ増やしてもいいし、同じ10秒だけど次のときは少し速く走るやり方でも構いません。

もし10秒ずつ時間を増やしたのなら、18回目で3分小走りをすることになりますが、3分の小走りは結構疲れます。
もし毎回10秒だけ走った人は、最初の10秒のときと、今の10秒のときでは、今の方が少し長い距離を走っているはずです。
どちらにしても、肺活量がちょっと増えて、以前より楽に走れているはずです。つまり、ぼーっと10秒や3分を過ごすのはあっという間だけど、 頑張る10秒や3分には努力が必要、ということが体感できます

誰かと比べて自分はどうだ、という考え方ではなく、
運動を始めた自分は、以前の自分よりちょっと楽に何かができるようになった、とか、
10秒筋肉を伸ばすと血流を感じる、という自分への気づきの方が大事です。

追記

これは、自分のブログからの転載です。

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