【口笛CAFEにて】今年学びたいこと=『SFプロトタイピング』で“発想の飛躍”
やあ、またお会いしましたね。年末に口笛BARでお話して以来でしょうか?
今年は、年始から驚天動地でしたから、ご挨拶もまだで失礼いたしました。
ちなみに今日はおひとりですか?…いえ、よければあの続きをお話できればと。あぁすみません、では、お向かいに失礼して…えっ私?実は、ここでピアノ弾いていまして。まずはちょっと一曲、弾かせて頂いてよろしいですか?そうそう、あの時はビリージョエルでした。今日はカフェなので、谷山浩子さんなど。ええ、ジブリの「テルーの唄」で有名ですよね。でも今から弾くのは、初期の名曲「カントリーガール」なのですよ。ご存じですか?
あっ、どうもありがとうございます。懐かしいですよね。これを始めて弾いたのは高校の時、文化祭で披露しようとしたような…その当時、まだ自分が何になりたいのか、どこまで行けるか、何にも分からなかったあの頃…そんな原点に立ち返らせてくれる曲なのです。貴方にもそんな曲がありますか?
さて、やっと落ち着いてお話できます。あの時は確か、進路で悩んでおられましたね。どうかご自身のオリジナルストーリーを大事にして頂きたい!と思ったので「志本主義」のお話をしました。そして私(事業開発)と同じく開発のお仕事とお聞きしたので「SFプロトタイピング」のお話になったのですよね。
そうそう、ご自身でSF小説を書いてみようかな…とも仰っていました。どうです?あれからお書きになってみましたか?…一応書いたけど、SFになっているかどうか…いや、まさに私も最初に書いた時に同じことを思いました。未来を書いてはいても、ただ現在の延長を書いているだけではないか…と。お恥ずかしながら、実は今もそうなのですよ。はい。「発想の飛躍」とは、かくも難しいものなのか!と痛感しております。
そこで今年学びたいこととして「SFプロトタイピング」。今日はこれを貴方とお話したいな…と思っていたら、こうして出会えた…えっ?貴方も気になっていた?…あぁ私ではなくて話題の方が…確かに別れ際に、宿題みたいに取り出しましたからね。はは。まぁ私も勉強中なので偉そうには語れませんが、趣味として続けていたSF執筆と、事業開発の仕事で苦労していた0⇒1の一番難しい所(プロトタイプ)が、いきなり「SFプロトタイピング」なんて一つの言葉にされたら、それは気になりますよね。今日はそこをご一緒に深掘りできればと。
詳しくは書籍もあるのでそちらに譲りますが、ご興味あるのは「発想が飛躍する瞬間」をどう生むか?…ですよね。そこは割と独自の工夫が必要と感じました…というのはこの手法、大枠はいわゆる「デザイン思考」…つまり、まず「正しい課題」を見つけるのに、発想を発散させ収束、続けて「正しい解決策」を見つけるにも、発想を発散させ収束する「ダブルダイヤモンド」と呼ばれるロジックに沿い、発散時になるべく「多様な専門性」を取り込むことで、多くの人が求める(≒ニーズがある)解決策を導けるというものなので、どこで発想が飛躍するのか?…最初はさっぱり分かりませんでした。多くの人が求めることに合わせても、発想が飛躍できないのではないかと。
しかし、実際に「バイオデザイン」という医療機器を開発するロジックで実践してみると、その謎が解けました。秘密は「ブレーンストーミング」にあって、なるべく多くの専門家を巻き込んで化学反応を起こすことで、発想を飛躍させるのです。しかも私が読んでいる本では、これを一人でやってもいいし、独自の手法を編み出すのも全然アリだとのことなので、只今テンション爆上がり中なのです!!
えっ…そんなキャラだと思わなかった?…これは失礼。私としたことが。でも、なんだかわくわくしてきたって?…そうでしょうとも。では、私がお試し中のやり方をお教えしますので、どうかここだけの話でお願いしますよ。次にお会いする時には、お互い個々に試した成果を持ち寄るってことで。
では私、そろそろもう1曲弾くお時間なので…失礼させて頂きます。今日もお話できて楽しかった。志が似た人と、こうして同じ方向で学んでゆけるのは楽しいものですね。どうかまた、良きタイミングでお会いできますように!
最後に、ビリージョエルの『ピアノマン』をお聴き頂きました。次回までに私は(この歌詞のように)生成AIに様々な役割をさせ、その成果をこのように素敵な作品へと仕上げることができるでしょうか?…ではその時まで、皆さまどうかごきげんよう!