突然ですが、貴方は(仕事でも、私生活でも)何か新しい提案をしたのに、反対され頓挫したことはありませんか?しかもそれがトラウマになると大変ですよね。そんな風に勇気を出した貴方が、時代に流されては勿体ないし、ひいては生物的な損失だと思うので、このテーマについて書いてみることにしました。 生物的なんて大げさな…と思うかもしれませんが、本当です。人類がなぜ他の種より優位か?…それは均質化を避け、遺伝的に多様性を保持してきたから。これで地球環境変動を乗り越えて来たわけです。つまり、世
突然ですが「鶏口」と「牛後」、貴方はどちらがお好き?漢字からの故事バイアスで前者に目が向きがちですが、僕はどちらも一長一短だと思います。鶏口は大将でも所詮は小さなお山だし、牛後は大樹に寄れて安心できても景色は楽しめない。でも、同じ鳥でも鶏→「燕」だったら?同じ哺乳類でも牛→「蝙蝠」だったら?どちらも空を飛べるから「後」でも十分楽しそうですよね。 なぜこんな話をしたかというと、資本主義が行き詰まっているから。いきなり大きな話ですみません。でも「資本=おカネ」が社会の中心って居
私が手がける“草の根”医工連携の仕組み「デザイン工房」に関連した新企画『医療機器の開発ストーリー』が、なんとシリーズ化できそうなので、喜びの“おすそ分け”としてその第2弾をご紹介しつつ、この企画の背景と周辺、そして今後の展望について、書いてみたいと思います。 1.企画の背景 そもそも「デザイン工房」を起ち上げた経緯は、前に書いた通り医師がなかなか言う機会のない、様々な「あったらいいな」を聞き、私が起業経験ある元VCとしてその事業性を吟味(場合によっては自分で、市場や競合の
久々に書きます。持病(免疫疾患)との関係で体調を心配して下さった方もいて…何とも有難いことです。でも幸い元気でやっていますのでご安心を! さて、ご無沙汰していた理由は仕事に専念していたからで、おかげで何とか以前からここでもふれていた新企画を離陸させられそうです。これは「医療の"あったらいいな"デザイン工房」という“医師と企業を繋ぐ仕組み”で、昨年急逝してしまった盟友医師との約束なんです。 そんな"工房"の第一弾で、記事が公開されたので共有しますね。こんな風に工房の動向を、
2065年早春。まだ青い空が広がる北京郊外に爽やかな口笛がそよいでいた。 「トヤー!そろそろ出かけるわよ。支度はできているの?」 「もうちょっと待って。父さんに会うのよ。ちゃんとしないといけないでしょ。」 母オユンは行動が速いし準備も早い。モンゴル語で“知性”を表す名に負けず、判断は速く的確だし、肌も髪も綺麗で整える必要がない。私も普段は母に似て速いのだけれど、今日は特別。久々に会う父にいい所を見せたいじゃない!だから自然と口笛が湧き出してしまう。 「お待たせ。えっ、
やあ、またお会いしましたね。年末に口笛BARでお話して以来でしょうか? 今年は、年始から驚天動地でしたから、ご挨拶もまだで失礼いたしました。 ちなみに今日はおひとりですか?…いえ、よければあの続きをお話できればと。あぁすみません、では、お向かいに失礼して…えっ私?実は、ここでピアノ弾いていまして。まずはちょっと一曲、弾かせて頂いてよろしいですか?そうそう、あの時はビリージョエルでした。今日はカフェなので、谷山浩子さんなど。ええ、ジブリの「テルーの唄」で有名ですよね。でも今か
いらっしゃいませ!本日は、口笛BARにご来店ありがとうございます!! 当店では、お客様が「いい時間とお酒」について想いを巡らせるのに最適な環境をご用意しました。ぜひ今宵は「武相の地元食材」を使うシェフの創作料理,当店の「飲むリエ」が料理一皿ごとに相性が最適と選んだお酒たち,そしてこの私が奏でる口笛の「ピアノ弾き吹き」をお供に、お客様と存分に語り合えれば幸いです。 ちなみに料理とお酒は、こちらのお店が創作した品&チョイスとなります。2ヶ月熟成した肉を薪焼きで楽しむのが定番で、
新企画の第1弾として、私が2019年、初めて星新一賞に応募した小説について振り返ってみたいと思います。私にとって人生初の執筆作品でした。 そして、これに口笛でBGM(米津玄師『死神』)を付けました。お読み頂きつつ、ポケカラ伴奏+セルフコラボ(口笛二重奏)を、お楽しみください。以下をお読み頂いた後、なぜこの選曲か?…ご納得頂けると良いのですが。 さて、ここからは自己反省会です。今後のさらなる飛躍のために、5年前の自分を徹底的に叩いてみよう!という企画。もし叩けなければ、この
コロナ前にこの件で訪れた⛰️茅野や諏訪の風景が思い出されます。そして本日、改めてプロジェクトがスタート‼️私も早速支援しました。未来を担う新しい命のために、どうか最後まで頑張って欲しいな。ぜひリンクから、彼女たちの想いをご覧くださいませ🍀 https://readyfor.jp/projects/SCH_iiosan?sns_share_token=4db182551a42a90e9d9c&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
先日は「私の事業開発譚」をお読み頂き、どうも有難うございました。思いのほか多くの方の目にふれて、嬉しかったです。さていきなりですが、書くという行為には、過去を吐き出す“デトックス”効果と同時に、未来へ背中を押す“アクセル”効果もあるのですね。そこで今日は、あの記事を書いたことでしばし止まっていた時が動き出した…という話をしたいと思います。 この記事に書いたのは、ある“ものづくりオタク”な医師が、臨床現場で感じる“あったらいいな”を集める場を運営していた所へ、ある事業開発屋(
難病とその恩恵いきなりのパワーワードですみません。そう…私は、原因不明の指定難病を持っています。生活に概ね支障はありません。ただ足が時々無性に痒く、程なく皮膚が壊死。そんな跡が増えつつ動脈炎なので神経にも触れ、末梢が麻痺。時には靴が履けぬ程に腫れ、格好いい杖を購入したことも。さらに悪化すると多臓器に飛び、脳や心臓に影響することもある。その病状悪化がたまたまコロナと重なり、またこれは膠原病(自己免疫不全)なのでコロナとの相性が悪く、会社が完全在宅の第1号に認めてくれたから良か
本年も何とか〈星新一賞〉に投稿できました。これで5年連続。そして今年からはnoteを始めたことで、過去作品を他の方々にも読んで頂けるようになり、同じく文芸に取組む方々から様々な刺激と教示を受けながら〈note創作大賞〉にも挑戦できました。 そこで今、次なる5年へ向け「形になった作品,辿り着いた世界観,今後の方向性」を纏めておこう!と思った次第。共に執筆に励む皆さまへも、遅ればせながらの自己紹介になれば幸いです。 また、口笛吹きとして今後、各作品に合うBGMを演奏したいと考
「バスケW杯」応募作中🏀私のエッセイが、先週特にスキを集めたらしく👀‼️初めてこのような栄に浴する事が出来ました🙏💐バスケ話のようで、実は私の起業失敗談です😅お読み下さった皆様へ限りない感謝を込めて、まだの人はぜひご笑覧くださいませ😊❣️ https://note.com/family_whistling/n/na4fd5fa706dd
ベネズエラを相手にした日本の快勝を観て、48年ぶりで自力の五輪出場が叶うかもしれないと考えた時、これは、私とバスケの数奇なご縁について書き残す、良い機会かもしれない…と思い立ちました。時は遡って2006年当時、私はとても特殊な立ち位置から、仕事でバスケに関わっていたのですが、今でも鮮やかに残っているのは、2006年に日本でバスケ世界選手権が行われた時の、象徴的なラストシーンです。 日本は予選で1勝を挙げ、ファイナル進出が懸かった試合で、残り数秒、3点のビハインドで運命を賭け
(※写真は、私が企画し2010年11月、今はなきグランベリーモール~東京都南町田にて「口笛の同時多人数演奏」のギネス記録を達成した時のものです。今は破られてしまいましたが当時、この329人は公認世界記録でした) Noteを初めてまだ半年ちょっとですが、ここで口笛について色んな発信ができるようになり、さらに私の“口笛”短編小説も世に出せて、とっても嬉しいです!ただ最近は本業(医療関係の事業開発)が忙しく、さらに10月〆切の星新一賞も狙っていて、なかなか更新がおぼつかないのです
包 囲(2061年初春@E国ブライトンの自宅) レオナが死亡した一件は、年が明けても捜査に進展がなく、ロンドン警察は完全に行き詰まっていた。死因と特定されたボツリヌス菌を、誰がどう使ったのか?カオルがかつて行き詰まった壁を越えられず、自殺や事故ではないはずとは推理しながら、他殺の手口が全く分からずに、関係者全員が八の字眉毛で、迷宮入りの雰囲気が充満していた。 しかしその一方で、カオルと父ギイチ、そしてカラスのクロエは毎日忙しく動き回っていた。母が“倒れる前にスタジアムの外