見出し画像

フランス革命とブリーチ

今回は僕の大好きな
世界史に絡めながら
ビジネスのお話をします。

というのも世界史を
なめてかかると人生
かなり損します。

と僕は思っています。

世界史は人間心理、水平思考、
洞察力、想像力、仮定力などの
様々な能力がないと
面白いとは思えません。

というのも僕自身も
まったくもって世界史の面白さが
分からない受験生でした。

僕は高校時代に界隈では
著名な荒巻先生という方に出会い
世界史の魅力に触れました。


彼のものの見方は
とても鋭いので、
著書で彼の思考の追体験は
必ずすべきです。

彼は見取り図シリーズ
という著書を出していて
受験生の間で大ヒットです。

この本は受験というより
人生のバイブル的な本です。

受験生より教養のない
大人のほうが読むべきだと
思っています。


と、それはさておき、
今回取り上げるのは
フランス革命です。


フランス革命をあなたは
どれくらい知っていますか?


正確にフランス革命を
いつからとするのか、
という観点で見ても
議論は耐えません。


しかし僕が今回取り上げるのは
特にロベスピエールという人物が
独裁を行った時期についてです。


彼をまずは簡単に
知ってください。

適当にWIKIでも読んでください。


次に世界史受験の有名サイト
「世界史の窓」より抜粋します。

1793年6月に権力を握ったジャコバン派のロベスピエールは急進的な共和政をめざす独裁政治を推し進めた。まず6月中に1793年憲法を制定し、人民主権を明確に打ち出し、財産資格による制限のない普通選挙などを盛り込んだ。さらに7月には封建地代の無条件無償廃止などが実現した。ロベスピエールは革命の執行機関として公安委員会を抑え、さらに非常時大権を認められて、反革命の取り締まりを実行し、王党派・立憲君主派の残党、ジロンド派を次々とギロチンにかけ、恐怖政治と言われて恐れられた。一方、最高価格令、徴兵制の施行、革命暦・メートル法の制定など、生活の細部に至る統制を強めた。ロベスピエールはさらに左派のエベール、右派のダントンを排除し、独裁体制を強め、最高存在の祭典を主催して革命精神の徹底をはかった。
 しかし、恐怖政治というテロルや日常生活の細部に及ぶ厳格な革命理念の強制や経済統制は、次第に民衆の支持を失い、1794年7月、テルミドールのクーデタによってロベスピエールが捕らえられ、ジャコバン独裁政府は倒された。


太字に注目しながら
読んでみてください。


さらにフランス革命が
起きた要因の一つを
押さえておく必要があります。

すごく簡単に言うと
アンシャンレジーム(旧体制)
というキリスト教会に基づく
身分(封建)制度への反動です。

おそらく日本人には
想像もつかないでしょうが、
身分によって厳しい生活を送る
民衆のよりどころは宗教です。

キリスト教です。

働いて、こき使われて、
人格を否定されて、希望もない。

それは心に
よりどころが必要ですよね
という話です。

そしてその体制を
変えたい、身分なんて
くそくらえだ!!

というのがフランス革命の
中心となる考えです。


そして政府に求められるのは
この騒動を収めること。


そこでロべスピエールは
宗教色を取り除くという
生活細部に至る統制を
するに至るのです。


宗教は実に生活に
根深く溶け込んでいます。


例えば日付。

これはもう、スタートが
キリストの誕生になっている。


そのほかにもキリスト教
を由来とするものは
すべて変えられました。

もちろん数える単位も
反キリストから「平等」を
意識して全国一律に
なったわけです。


かくして宗教色が
脱色(ブリーチ)された
訳ですね。


僕はこの概念がとても大切だな
と思っています。


つまりすべての人間は
何かという常識に縛られ、
何かしらの偏見をもって
生きています。

そうでなくては
生きていけないといっていい。


そして厄介なのが、
人それそれ色が違う
ということです。

つまるところ、他人との
関係なしに生きていけない
この世を生きるには
脱色力」が必要です。


必要に応じて、
脱色する。



ロベスピエールは
これができることの
大切さと必要性に
気づかせてくれました。

そして脱色した後に、
しっかり着色してください。


つまり学んだエッセンスを
活かしたいフィールドに合わせ、
応用してください。


このプロセスを完遂するために
前田さんのメモの魔力
はぜひ読んでみてください。


僕が最近読んだ本だと
内容が一番近い
ような気がします。





あなたの貴重なお時間で、僕の稚拙な文章をお読みいただき本当にありがとうございました。何か改善点、ご意見などおありでしたらお気軽にコメントいただければ幸いです。