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スピノザ〈読む人の肖像〉を読んでの感想と考えの文 3
※スピノザを読んで、思ったこと 考えついたことを 書いていきます。
☆スピノザによると、永遠は時間によらないと、そして永遠とは必然であると。
・このことについての私の持論は、時間とは物事の変化のことである 、と考えます。
そして、変化するは必然と考えます。
※ この世は 微塵から生まれ 微塵にかえる(釈迦如来)、この途中で 様々な物語が繰り広げられます。
(とてつもなく長い時間=変化があります。あくまで持論です)
☆著者(国分功一郎氏 )は、各々の観念は、神の永遠性の中に 確かに場所を持っていると。
(素晴らしい考え)
・このことの持論は、神の物語(小説)の役者の一人としてで あります。
主役的であれ、脇役的であれ、素晴らしい人生であれ 、面白くもない人生であれ。・そして、その当事者ごとに 歴史がある です。
(たとえ どんなに短くても、周りの人達も含めて)
☆著者 国分氏、エチカから、神は外部からの影響を受けないので、神の内在原因は 自分で自分に影響を与えると。
(神が全て、他には何もないので そうなる)
・私の持論では、神の 自作自演の物語(小説)であると考えます、そしてアドリブ等ありで、面白くなると考えます。
※(この世は舞台、我々はその役者。
・ウィリアム シェイクスピア)
☆この著書には、スピノザ国家論のことも紹介されています。
・スピノザの君主制のこと。
(今の立憲君主制に近いとか)
・女性は男性に比べて 劣っていると、書かれていることも。
(悪名の国家論と 言われている)
☆スピノザ、愚か者は全体の秩序という意識がないと。
・私見で、全くその通りと思いますし、愚か者は 客観力なしで 自分の情欲のみ優先する者が多い、周りにも迷惑と。
☆スピノザは、人々は元々 同一なものであると、によって国家は 一つの精神によって導かれるように、運営されないと いけないと。
(現代では、全体主義との批判もあります)
☆この著書の最後に著者(国分氏)、スピノザがしたように、今度は我々が 新しい哲学を創っていかないと いけないと。
(全く その通りと。 同感です)
・そして哲学 思想において、前記のことで 私が思ったのは、
メディアが言ってたこと、他の人が言ってたことを、そのまま信じては 危ないということ。
偉人の名前が出てこなければ、その思想は全く信じない 、ではまずい ということ。
※ 結局、答えは 最終的に は自分で調べ 考えて決める しかない。(当然)
そして、細部に こだわって 大局を見失う、マヌケの法則ではいけないと いうこと。
(人は、プロセスを重視する生き物なので そうなりやすい。・トルストイが戦争と平和の最後でしつこく 言っていた ことでもあります)
・前記のことを克服するには、教養を身につける、自分の頭で考える クセをつける しかないように思われます。
月並みですが。そして私自身、 心掛けて いきたいと 思っています。
・終わりに、著者の国分功一郎さんの 考え、解説は するどく、非常に為になるものであると 思います。
スピノザ〈読む人の肖像〉是非 みなさんにも 、手にとってもらいたいと 願っています。
(終)