寝すぎるうさぎ

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この旅の買いつけ;600gの栗

買ったもののどうしよう…まぁでも、次の週末にでも調理したらいいか。 と先延ばしにしようものなら、「早くどうにかして〜!」 はたまた母からの指令に突き動かされたのだった。 というのも、“やぁ、虫さん、こんにちは”状態だったためである。 ビニール袋のなかの、新聞紙でくるんだ栗から、出てきた虫さん。 新聞紙とビニール袋の間に小さくコロコロと3匹転がっているのを見たわたしも、 こりゃ早く調理しなくちゃ、とせき立てられた。 ①『栗 虫』で検索 目が悪いにも程があるが、わたしは初め、こ

    • 週末レポート;わかったさんのアップルパイ

      朝市で収穫した6つのりんごを消費するべく、 いや、やってみたかったことをしただけだ。 それは、 【アップルパイを作ること】 懐かしの本に載ってあるレシピを参考にして、let'sクッキング♪ 「わかった、わかった」が口癖のわかったさんと一緒に作る、アップルパイ。 【今回使用した3種のりんご】 ・小さい青りんごの「トキ」 ・深くて赤い色をした「紅玉」 ・シャキシャキ、ジューシーな「津軽りんご」 小さく薄く切ったり、ゴロゴロ切ったりと気まぐれにりんごをカットする。 砂糖とレモ

      • この旅の買いつけ;甘栄堂の帆立最中

        【甘栄堂の帆立最中】 和紙のようなざらつきのある包装紙に包まれた最中を取り出せば、 出てきたのは、貝の形をした最中でした。 その貝は、どうやら帆立のようです。 合わせられた2枚貝の中には餡が入っているのでしょう。 それも、たっぷりと。 だって、横から見るとなだらかな山のように膨れているのが見てわかるから。 さぁ、いただきます。 で、ひと口。 さくりという最中に、やっぱり、たっぷり入っていた白餡。 甘くて美味しい。 そして、ところどころに黒胡麻も入っていました。 これは、

        • 週末レポート;マッチングサラダ

          食欲の秋だからと言い訳にして、 甘いものばかり食べた矢先にできたものが口内炎。 口のなかはツブツブ、ポコポコ、お祭り騒ぎ。 今朝は、濃いコーヒーに合わせてトーストにいちごジャムをたっぷり塗って食べた。 懲りないわたし。 お腹がすいたお昼時。 キッチンに立っていたわたしは、野菜を食べる気になった。 買いたての中くらいトマト1つ。ザク切りに。 冷凍ブロッコリーと枝豆は様子を見ながらレンジでチン。 オリーブオイルで熱した卵焼きフライパンに、各野菜たちを合流させる。 あ、ちくわも入

          動詞エッセイ;取り除く

          9月の中旬に差し掛かる今日も残暑どころでない暑さが続く。 玄関に散らかる靴たち。 果たして、我が家は何人家族なのかしら。 母からのお達し… ‘早く、靴を片付けるべし’と。 まだまだ蒸し暑いけれど、暦上では秋。 だから、サンダルよりローファーやバレエシューズの登場が多くなってきた。 3連休の中日、さぁ片付けよう。 まず、出ている靴を数えてみる。 1、2、3、…4。 4足。 【玄関に出演している4つの靴】 バレエシューズ;1 タッセルローファー;1 厚底ローファー;1 旅先で

          動詞エッセイ;取り除く

          「泣きっ面」と「ハチ」の間

          値段の安さに目が眩み、変えたのが間違いだった。 久しぶりの美容院に、気分は浮かれ、たまには違うところへ行ってみようと浮気した。 結果、私には合わないところだった。 髪型も似合っていない。 浮かれて膨らんでいた気持ちが一気にシワシワになるくらい、しぼんでしまった。 泣きたい。 たかが髪の毛、されど髪の毛。 鏡を見るたびにため息をついてしまう。 それくらい泣きたい。 あ、泣いた。 察してくれてるのか、本当なのか、 会った人は褒めてくれる。 「似合ってるよ」「かわいい」 欲

          「泣きっ面」と「ハチ」の間

          週末レポート;うどん屋

          1、 暑すぎる。 夏は好きだけど、それにしても暑くないか? お昼ご飯は麺に限る。 今日も麺ランチ。 2、 お昼の時間だ。 店前の食品サンプルで誘惑され、暖簾をくぐる。 3、 店に入る前からだいたい決まってたけど、メニュー表を全てめくる。 でも、やっぱり店員さんには決めてたとおりの天ザルうどんを頼んだ。 『天ザルうどん』が早くも出てきた。おいしそう。 でも、よく見ると、うどんの上には緑の細かいものが散らされている。 「ん?青のり?」 見慣れない、うどんと青のりのタッグに

          週末レポート;うどん屋

          Livre;『今日の人生』益田ミリ

          お茶を淹れて,小皿におやつを盛り付ける。 今日も私お疲れ様。 自分を労う時間が私には,できるだけ毎日,必要だ。 淹れたてで湯気がホワホワ出ている熱い紅茶をすぐに啜ることはできない。 だけど,私だけのお茶会はカップに口を添えないと始まらないのだ。 そして,クッキーやチョコを齧り,一緒にテーブル上へ用意しておいた本を開く。 本日は,益田ミリさんの『今日の人生』 学生の頃に図書館で出会った本。 “4コマ”と区切らず,淡々とその日あった出来事をゆるい線画, イラストで描き収められて

          Livre;『今日の人生』益田ミリ

          動詞エッセイ;挟む

          今朝の朝食はサンドイッチ。 あ、日曜日の朝か。 たまに、父のリクエストで母が朝食で作ってくれる。 挟むだけと思われがちなサンドイッチは、実は手間がかかる。 トマトを薄切りに、きゅうりを斜め切りに。 レタスを洗って水気を切り、ちぎり。 卵を茹で、殻をむき、マッシャーでつぶし。 パンにバターとからしを塗り。 そこでやっと挟む作業に取り掛かる。 私が目をこすりながらキッチンへ入るとサンドイッチはすでに出来上がっている。 雨の日も遠足気分にさせてくれる母のサンドイッチは最高だ。

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          livre:カーテンが降りて

          古本市でまとめて12冊も買った、 総額、¥8000ほどのなかの ¥350のミステリー小説。 普段はミステリーの類は敬遠しがちだ。 それでも、思わず手に取ってしまったのは、 表紙のデザインに惹かれたから。 何羽の蝶が表紙に羽ばたいていた。 美しく彩られた表紙。 そのなかにどんなストーリーが綴じられているのだろう。 ルース・メンデルという英国女性作家の11話ものお話は、ミステリーに慣れていない私にも楽しめるものだった。 特に『コインの落ちる音』 読み終わりの、「あ〜、なるほ

          livre:カーテンが降りて

          アメリカンドッグ

          バス停を降りると,真っ暗な中,煌々と電気がついている。コンビニだ。 「あぁ,アメリカンドッグ食べたい」 疲れて夜も遅いから早く帰ったらいいのに,店の方へ進む。 レジ横のショーケースを覗くと,あった!アメリカンドッグ! しかも,2本ある。 頭が動かないのに,ここでは何のためらいもなく「アメリカンドッグ1つください」と注文し,会計を済ませ,1分で店を後にした。 早速,包みから外して大きくひと口齧る。 口の周りに衣のカスがつく。でも,気にしない。 プラスチックのソースケースに半

          アメリカンドッグ

          和菓子の魅惑

          私の友は、会えばお菓子を持たせてくれる。 最近ハマっている和菓子をオススメしてくれるのだ。 友は、和菓子に熱中しているらしい。 去年の暮れには、【たねや】の詰め合わせをいただいた。 糊付けされていない包装紙を開き、白い箱の中から覗かせたのは、栗饅頭や最中、どら焼きだった。 特に、感動したのは最中だ。 噛むと、皮がサクリと小さな音を出し、挟まれている餡と一緒にマリアージュを楽しませてくれる。 私にとっての最中は、噛んでも最中の皮は上口蓋に引っ付き、先に餡を飲み込んでから引っ付

          週末レポート;Livre;『貧乏サヴァラン』

          冒頭は『マリアは貧乏な、ブリア・サヴァランである。』で始まる。 サヴァランってあのケーキの? 自分をマリアと名乗って、そして、貧乏なケーキだと断言している。 どういう意味だろう。 違和感のあるまま読み進めていくと、1つの文章に括弧書きで追加の説明文が長々と書かれている。 やっと括弧書き内の文を読み終わると、何の話をしていたっけ?という状態。 本文の内容を思い出し、次の文を読んでいると表し慣れない漢字の単語が並べられている。 読みにくいなぁ。 と感じる読み出しだった。 (

          週末レポート;Livre;『貧乏サヴァラン』

          🎬『みをつくし料理帖』

          時代劇は私の興味範囲外、だった。 でも、ハマるかもしれない。 きっかけは、大阪にある中之島図書館。 その建物だけを見るつもりだったが、各部屋も見てまわった。 偶然、私の訪れた日は、展示が催されていた。 その展示では、江戸時代を中心とした時代小説作家、髙田郁さんの作品や作品づくりで参考にした資料が並べられていた。 私の父は、高田さんの作品が好きらしい。だから、父の本棚から覗く、高田さんの本の題名くらいは知っていた。 ただ、私にとっては江戸時代などの時代ものの話は馴染みがなく親

          🎬『みをつくし料理帖』

          週末レポート;Osaka

          中之島市立図書館へ行こう。 雨が上がり雲の隙間を縫って、大阪駅から歩いていく。 マップ上ではその距離1、6km、23分。 今朝の天気予報では最高気温は20°となってたような。 暖かい。 春がやってきた。 軽装で行ったつもりだったけど、歩いたから暑かった。 上着も置いてきたらよかった。 片手に上着を抱えながら、それでも向かうと着いた。 デーンと構えた存在感のある建物。 それでいて、柱や内部の手すりや天井には細部まで美しいモチーフが施されている。 ぐるぐる回ってみたり、階段を上が

          週末レポート;Osaka

          週末レポート;miniature life展 田中達也 見立ての世界

          機械の不具合で苦戦しながらも再発行の手続きをしてくださったコンビニのおじさん、ありがとう。 私は無事、前売り券片手に意気揚々と受付口を通り抜け、 【miniature life展 田中達也 見立ての世界】へと足を踏み入れることができた。 そこは、私たちが普段使っている道具や食べ物で繰り広げられた小さな世界だった。 1房のブロッコリーから森ができ、その周りでピクニックや散歩、 ジョギングをしている人たち。 青いTシャツの海でボートから落ちた人とそれを狙う海のギャング。 本当に

          週末レポート;miniature life展 田中達也 見立ての世界