【摂食障害になりやすい性格は?】原因や症状・克服法について解説
はじめまして、心理カウンセラーふわりです。
「自分では制御できないくらいに食べてしまう・・」
「歯止めが利かないくらいに食べてしまい、自己嫌悪。」
「食べた後に吐いてしまう」
ほんと辛いですよね、、
今回は少しでも摂食障害に多くの人に知ってほしく記事にしましたので是非ご覧いただければと思います。
摂食障害の原因
摂食障害の発症の原因は生物・心理・社会的な要因が複合していると考えられています。
生物学的要因
食欲やうつ、不安、衝動性にも関係がある脳内セロトニン系の機能異常、うつ病に近似した脳内アドレナリン系の機能異常など
心理的要因
自我発達の未熟性、成熟することの嫌悪、自分の感情を抑え込みやすい、自立と依存の葛藤など
社会的要因
受験や友人関係、親子関係などのストレス、広く女性を取り巻くヤセを美化する風潮など
摂食障害の発症の原因については、多くの研究が進められていますが、明らかな病因は現在のところ不明です。
しかし、脳も含めた生物学的要因、心理的な要因、環境も含めた社会的要因が複雑にからみあっていることが推測されています。
家族関係の要因についてもさまざまな研究がされていますが、家族のあり方が原因となるという明確な証拠があるわけではありません。なので必要以上に親の育て方に原因を求めないようにしたいですね。
過度なダイエット
ダイエットは、努力すれば確実に数字になって結果が出ます。
目標を見失い、自分自身の自信が揺らいだとき、ダイエットが目標となることがあります。
この背景には、ダイエットを行うことで、「やればできる自分」を体重計の数字で確認して安心したい気持ちがあるようです。
そのため「太る」ことは、結果の出せない自分にまた逆戻りをするように考え、不安になり、食べたくない気持ちにつながるようです。
職場・学校のストレス、対人関係のストレス
摂食障害の人は不安感や自己否定感が人一倍強い傾向にあります。
少し嫌なことを言われただけで自信をなくしてしまい、それが”食”という一番手っ取り早いストレス解消法に走ってしまうケースが多く見られます。
摂食障害に根底に、”複雑性PTSD”がベースになっている場合も少なくなく、摂食障害のきっかけや症状として扱います。これは対人関係療法で解決できる場合もあります。
摂食障害の症状
摂食障害は、からだやこころに大きな影響を与えます。
からだへの影響
長期にわたる栄養失調状態により、やせすぎ、無月経、低血圧、体毛の密生化、むくみ・しびれ、腹部不快感、肝臓・腎臓・胃腸の障害、骨折しやすくなるなどの影響も出ます。
また、嘔吐、下剤の乱用などにより、体内のナトリウム・カリウム・塩化物といった電解質のバランスが崩れ、深刻なときは心不全を起こし死亡することもあります。
こころへの影響
情緒不安定、孤独感が強くなり、カッとしたり、生きていることをとてもつらく感じることがでてきます。こだわりも強くなり、自分で悪循環から抜け出したいと思っても、ついこだわって抜けられなく、自分がだめな人間に思えたり、生きている価値がないように思えたりしてきます。
気持ちの揺れ
極端な自己評価(「やれる自分」「ダメな自分」)や、依存と自立(「甘えたい」「一人でやりたい」)の気持ちが両極端に揺れ動きます。これは思春期のこころのありようとも大きくかかわってきます。
そのため、周りの人もどう接していいのか、本心はどこにあるのかとまどいます。むしろ揺れ動いている気持ちととらえましょう。
特徴的な行動
食品へのこだわり、料理を作り家族に食べさせ強制する傾向、人前で食べたがらない、夜中に起きて食べる、食品の買い置きをさせない、家にある食品はすべて食べてしまう等が共通してみられます。
癒しとしてのツールと化した「食べる事」は、自然ではなくなります。
本来の、「空腹だから食べる」、「満腹だからやめる」という考えや、空腹感、満腹感といった自然な感覚を見失い、食欲の自動調整機能が失調します。
そうとはわかっていても、一度手に入れた、一番短絡的でどんな状況でも行える「過食」という癒し・退却手段を手放すことは容易でないです。
この状態は、精神依存といわれます。
ましてや、ストレスを抱えて追い込まれている時などなおさらです。
余裕がないから、一番短絡的に安易に利用可能である、「食べる事」へ流れるのです。
つまり、食に対して自然体でいられなくなってきて、常に食が意識の上に上がってくるようになります。
そうすると、”食べることが頭から離れなくなってしまいます。”
食事に関心が集中し、思考が狭くなり、拘りが強くなる。
そして、自己身体イメージの拘りが病的レベルとなり、歪曲して、肥満に対する不安が心を支配するようになります。
摂食障害になりやすい性格
摂食障害は甘えから起こるものではなく、逆に、自分に厳しく自分を責めやすい人に多いといわれております。
また、この疾患の特徴として「自分が甘えているから?」「なかなか人に相談できない」「ただの大食い?」などの認識のもと、なかなか受診にまで至らない方が多くいます。
発症の原因はさまざまであり、特に何か嫌なこと等ストレスが無いにも関わらず、一日のルーティンとして過食行動が固定化してしまっているようなケースもあります。これは「こうでなければ」という無意識のバイアスがかかっている状況です。
本人も、頭ではわかっているがどうしても、過食行動が止まらないのです。
摂食障害克服のためには?
セロトニンが出て食べ物に依存している状態なので、他になんでもいいのでこれをやっていると没頭するという趣味を見つけていくことが大事です。
あとは自分を好きになるだけです。
私が好きな言葉で「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」というのがあります。
ほんの小さいことでもいいから少しずつ変えていきましょう。
薬物療法、環境調整、行動療法、認知療法、対人関係療法など、そのケースに合わせて治療を行うことでこころが軽くなることもあります。
カウンセリングではこの”認知・対人関係療法”を主に対話を通じて行っていきます。
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