武蔵野ラボ×お天気ラボで、オープンセミナーを実施しました!
東京学芸大学に新しく誕生したオープンセミナー”Explayhub”。
大学の公開講座というと、講師と受講者が「教える/学ぶ」という形の関係が一般的ですが、Explayhubは講師と受講者が「学び合う」という形の関係であることが特徴です。
今回は、武蔵野の魅力をひもとく「武蔵野ラボ」と、天気好きが集まる「お天気ラボ」が協働して『学芸大キャンパスの七十二候をつくろう!』というイベントを開催。
初夏の学芸大キャンパスを歩きながら、植物や生き物、空の写真を撮影し、オリジナルの七十二候を考えました。
何人集まってくれるかドキドキしましたが、定員いっぱいの30数名が参加してくださりイベントがスタート!
はじめに、趣旨説明。
そして、ご協力を頂いたジョルテさんから”スポッタ”というツールの使い方紹介。スポッタは、撮影した写真を地図にプロット&コメントができ、使い方も簡単!
そしてその後、チームに分かれて農園(教材植物園)へ出発!
農園の主(?)である平田さんが園内を案内してくれました。
この農園は、キャンパス内にあるとは思えない自然の豊かさ。多種多様な植物が、学生達によって綺麗に手入れされています。
皆、スマホを片手に熱心に写真を撮って、”スポッタ”に投稿していますね~
留学生と日本人学生の日常的な交流をサポートするラボ「INTER」の皆さんにも参加いただき、植物の名前や母国でのエピソードなどで盛り上がりました。
この日はお天気にも恵まれて、初夏らしく積雲が可愛らしい。
梅雨前の貴重な晴れ間となりました(この2日後に関東甲信地方は梅雨入り発表)。
あるチームは若草研究室付近も散策。
Explayground事務局兼エディブルヤードラボのフジムーさんが、拡声器片手に協生農法の魅力を伝えて下さいました。
下の写真はケヤキが奥に向かって一直線に並んでいるます。この理由、分かりますか?
武蔵野ラボ 椿先生いわく、実は、季節風を遮るために江戸時代のお屋敷に植えられたものが残っているんですって!
武蔵野ならではの特徴とのこと。
おもしろ~い!(学芸大生はどこにあるか探してみてね)
最後に集合して、撮った写真や考えた七十二候を発表!!
こちらに載せきれないほど、多くの植物、生き物、空の写真を撮ることができました。
「立葵栄う(たちあおいさかう)」など、この時期のキャンパスならではの七十二候が完成しましたよ!
実は、二十四節気や七十二候は、古来の中国で考えられたもの。それゆえ温暖化が進む現代とは、ズレていることもあるんです。
例えば、6月16日は七十二候の梅子黄(うめのみきなり)ですが、今回のイベントではすでに黄色くなり地面に落ちている様子が見られました。学芸大キャンパス的「梅子黄」は、6月はじめといったところでしょうか。今回のイベントで新たな発見ができました。
今後も定期的にイベントを開催して、皆様と一緒に四季折々のキャンパスの魅力を発見したり、現代版七十二候を作成したりしていきたいと思います。またのご参加、お待ちしております!
(お天気ラボ 山神アナコンダ明理)