「おもろい話し方」を読んでみて
先日、「おもろい話し方」という本を購入した。
著者は元芸人で、現在は芸人のネタを考えるネタ作家をしているとのこと。
ネタ作家なんて職業あるんだねぇ! 知らなかった!
元芸人が伝授するおもろい話し方、めっちゃ気になりますやん。
自分、子供の頃の将来の夢の一つが芸人でしたし(笑)
思わず即買いですわ。
で、読んでみた感想ですが、上のアマゾンのレビューに言いたいことが大体載ってるので、そちらを参考にしてください。
・・・・・
嘘です。
これだと丸投げが過ぎるのでちゃんと書きます。
タイトルだけ見て、芸人養成所の講義みたいな内容かと思っていた。
実際に読んでみると、コミュニケーションをちょっと円滑にするための話が中心だった。
「なんでお笑いコーナーじゃなくて自己啓発本のコーナーに置いてあったんだ?」と思ったが、そういうことか。
読んでみて気になったことを書き出してみる。
【すべらない話の仕方】
話すときには余計な情報を削る
話にタイトルをつけて、冒頭から相手に興味を持たせる
リアルな描写を入れる
「いらない情報は省いて! 必要なところは具体例を取り入れて!」
昔プレゼンテーションの講座を受けたときも、そんなことを言われたなぁと思い出す。
プレゼンテーションは、芸人でいうところのすべらない話だったのか。
【ツッコミのコツ】
ツッコミは短く。長いツッコミは説明っぽくなってしまい、キレが悪くなる。
難解なボケにはすぐにツッコまず、聞き手が考える間を作る。
なるほどな。言われてみれば面白い人のツッコミは、短い言葉でビシッと違和感を指摘している。
だからつい笑ってしまうのだなぁ。
他にも、反応に困ることを言われたときのかわし方、ほめられたときの対応などなど。
場の空気を悪くせず、相手がクスッとくるような返しがたくさん書かれている。
一般人の会話にしてはリアクションが若干派手めな気もする。
でも「おもろい」話し方がコンセプトなのだから、そんなもんか。
芸人を目指す人でなくても十分活用できそう。
・・・ところで。
今書いてるこの文、読み返しても全然おもろないな。
おもろい話し方の本を読んだのに、言ってることが全然おもろない。
これ、めっちゃカッコ悪いやん。
でも、文だけで人を笑かすって至難の業よな。
喋りなら抑揚をつけてそれっぽさを出すことも可能だけど、文字で同じことを再現するのはキツい。
そんなわけで。
誰か、「おもろい文章の書き方」の本も書いてくれへん?