「道徳と創作」についての思考整理
1.はじめに
最近、日常の話から、道徳や創作に飛躍してしまった記事がいくつかあったので、おさらいと掘り下げしてみました。
難しい内容なので、うまくまとまってないけど、一旦整理しておきたかったので(;^_^A よかったら、ご指摘いただけると嬉しく思います。
2.おさらい
①~生き方を見直す上で、わたしが考えていった順番にしてます。
① 考え方の幅を広げる
② 道徳心を育む
③ 絶対的価値観を持つ(正義)
④ 日常生活の一部をお金から切り離す
⑤ 国以外にコミュニティという枠組みで生き方を考えてみる
・ 加藤さんの参考になった話
3.正義について掘り下げてみる
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の、これからの「正義」の話をしよう、という本が家に読破できず眠っていたので、この際に読み返してみた。その本の第10章「正義と共通善」という項目から抜粋します。
政教分離という考え方があるが、オバマ大統領の発言で「ほんのわずかであっても宗教の匂いを嫌う進歩主義者のせいで、われわれは道徳的な言葉で効果的に問題に対処することができなくなってしまった」と語っている。
「貧困と人種差別、無保険者と失業者」といった社会的問題に対処するには心と頭の変革が必要ということを意味している。その頃、国内には道徳的・精神的渇望の声が挙がっていた。
一方でジョン・ロールズは私的道徳を政治に持ち込んではならず、教義の見解が分かれるテーマについて「十分な理性を持つ良心的人格が討議しても、道徳的不一致は避けられない」→政治的討論に不向きな問題としていた。
その状況を打破するために、オバマ大統領が発言した内容が以下
そして、サンデル教授は共通善に基づいた政治モデルの構築の具体例は挙げていないが、実現の可能性はあるという結論で締めくくっている。
しかし、そのためには道徳的介入がしづらいことから、政治に無関心になるのではなく、積極的に発言すべきであり、マスコミの次から次へと流れてくる短絡的なニュースを追うよりも、もっと根本的な問題について考えるべきとのことです。
この本では、色んな哲学者の考え方や、道徳のジレンマ(どっちが正しいか議論)について学べるようになっているので、政治となるとちょっと、、というわたしのような人でも、部分的には理解できるところがあったので、ためになりました。
4.小集団と創作について
昨今、自動車やPS5などで半導体不足から、サプライチェーンの問題が取り沙汰されています。
半導体といえば台湾が有名ですが、パソコンメーカーで有名なエイサーという会社の話です。
1976年に電子計算機のエンジニアだった「スタン・シー」が妻と10名くらいで創業したメーカーになります。
パソコンのOEM組み立てをメインに事業を展開していき、自社のパソコン開発に至っています。
台湾は家族単位の小集団で会社を起こす(家族の結びつきが強い)という文化があり、国策の半導体生産の後押しもあり、急成長したのだと思います。
また、組み立てのノウハウがあったことで、最終製品化して利益を得やすかったのと、文化・国策・環境がうまく揃った事例になります。
創作の話になりますが、没頭できることと関係しているのかもしれませんが、幸せと創作は相関があるような話も聞きました。
コミュニティで創作っていうのは、今のトレンドかもしれませんね。最後、小ネタで失礼しました。