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京大卒で大手入社したらコンビニ店員になった話 #2

(前回)

この会社にいること自体がリスクなのか?

「ゆるブラック企業」とは、長時間労働や過剰な責任、精神的ストレスがない代わりに、仕事に対する意欲ややりがいを感じられない企業を指す。近年、ブラック企業の減少にともない、このような環境で働くことに不満を抱く人が増えてきている。
A氏もその一人である。彼にとって、年を取ってもスキルアップができないという現実が将来への不安材料になっているようだ。
「ジョブ型雇用の形態が増加傾向にある中、コンビニ店員の経験しかないと、今の会社の業績が悪くなった時に転職できるのかという不安があります」とA氏は語る。
A氏が働いている企業は、遵法意識に基づき、労働時間を厳守しており、過度の責任やストレスもない。しかしそれでも、A氏は仕事にやりがいや意欲を感じられないという。(宮)

(続く)


宮崎:1993年生まれ。ビジネス書編集者。元メーカー勤務。理系。ほとんど本を読んだことがなく、川端康成の存在を29歳で知る。なお、三島由紀夫も知らなかった。署名は(宮)。

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