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雨が降るから君は嫌い
6月は、太陰暦の暦に直すと
水無月
しかし、太陽暦と照らし合わせると7月くらいに当たるそう
暦の不思議
紫陽花が綺麗な、地元のお寺
一人で周るというのは、雨のせいにしたくなるくらい寂しい
傘に叩きつける粒が
耳に響く度
私の孤独を一層思い立たせる
話し声で、それを遮れればいいのに
温かい何かで、私を包んでくれればいいのに
人に求めるものは、そんなもの
ため息を1つついて
傷ついたヒロインと都合のいい男の僕
花の色は
移りにけりな
いたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに
高校の時分
俺は競技かるた部だった
最初から競技かるた部ではなかったけど…
男子としては、結構強い方
よく団体戦で副将を任されていたくらいに
そうなる前の俺に、競技かるた部への入部を薦めた同級生がいる
和:卯川、弓道なんかやってないで
かるた部いきなよ
○:なんだよ、俺が弱いってか?
和:身が入ってな
妹に勝る彼女ができません
○○:…ごめん、なさい
幾度目かの告白
そして、幾度目かの断り
トボトボと肩を落としながら帰る背中を見ていると
多少なりとも思うことはある
○○:帰るか…
2ヶ月前に部活をやめた俺は、早く帰ることができるので
そのままさっさと家に帰ることにした
部活を辞めた、理由のために…
○○:はい、ただいま〜
家の玄関を開ける
返ってくる声はない
○○:寝てんのか?
…いや、お取り
嫌々挙式させられそうな元カノが結婚したのは再会した僕でした
日本において、結婚式を挙げるのは神社が多かった
しかし、いつからだろうか
結婚式という言葉を聞き連想する姿、場所は
ウェディングドレスにホテル内やチャペルが多くなった
白無垢に角隠し、新前婚を連想しづらくなってきている
その要因を、ウェディングプランナーというある意味特殊な職業の登場が絡んでいるとある人はいう
事実は小説より奇なり
なんていうけど…
体験することになろうとは…
彼
雪はお好きですか、スノーホワイト
都心で久しぶりの積雪となった日
降りしきる雪が街灯の光を帯びて、光の欠片となって降りてくるように見える
夜のオフィス街に降るそれを、人々は見上げ立ち止まる
その雪の白さと言ったら、なかった
毎年雪が降ると、基本的にみんなどんちゃん騒ぎで
よく外に出て雪合戦をするのが日課だった
小学校の低学年くらいまでは、いくら都市近郊とはいえ毎年それなりに積雪があった
それこそ、1日中遊んでもまだ
好きだよといえたらいいのに
初恋というのは叶わないのが常
そう言われる
かといって、初恋以外なら実るのかと言われるとまたそれも違う
ただ、一つ言えることは
好きだと言う、言わないの差は実る実らないに関係なく大きいということだ
高校に入った時、近い未来での自分の姿など想像もしていなかった
このまま身長は高くなり続けると思っていたし
成績はちゃんとやれば上位になれると思っていたし
彼女はなんとか頑張ればできると思