順序ある説法 四諦を理解させる 「次第説法」(しだいせっぽう)
次第説法(しだいせっぽう)次第説法とは、四諦(したい)を受け入れやすくするための順序ある説法です。
布施の話に始まり、次第に高い次元の説明にすすめていく説法の順序です。
これはお経の組み立ての順番ではなく、お経に登場する人がブッダに布施の食事を供養した後に、ブッダが布施者に対して法話する通例の順番とされています。
説法の順番1、布施(ふせ)の話
布施は誰にでも共通して行いやすいから最初に布施の話をします。施与(せよ)の習慣をもつことができると、所有物に対しての執着がなくな