一生分の…。
こんばんは。
今朝も、車の窓は凍っています。
うっすらピンクの東の空。
うっすらグリーンの、霜がおりた畑や田んぼ。
緑が、いつのまにか伸びてきている…。
今限定、早朝のパステルカラーの景色。
見せてあげたいです。
緑、と言えば。
昨日、パセリカレーを作りました。
図書館で借りた平松洋子さんのエッセイ、『パセリカレーの立ち話』を読んで、どうしても作ってみたくなったのです。
読み始める前は、なんだろパセリカレーって、何かの比喩的なタイトルかな、なんて思ってました、ら。
ちゃんと、レシピがありました。
パセリを買ったのは初めてで、しかもレシピ通りだとすごい量だったので、スーパーで躊躇する…。
ちょっと控えめにして、この量。
まさに。
途中で、この量なにかの間違いでは??もしかして、このパセリ1本が大きすぎるのか??なんて焦りました。
でも、この言葉を信じてひたすら刻む。
パセリと向き合いさえすれば、超簡単。
緑のさわやかさに包まれる…その無心の時間も悪くない。
とてもシンプルで、スパイスが際立つ美味しいカレーができました!
大人のカレー、かと思いきや、子どもたちも黙々と食べておかわり。
(まぁ、ふつうのドライカレーの方が好きだけど、とは言ってたな…。)
たぶん、これを作らなければ一生かかっても食べないだろうな、というくらいの量のパセリを食べたかも。
そのことを、今日会った同僚に話していたら…。
「私もう、一生分以上のパセリ食べました。」
え?
なんと。
パセリ農家だったらしい。
ふつうにサラダとしてわしわし食べてましたよ。
さっと茹でておひたしにすると美味しいですよ。
とさらっと言われてびっくり。
脇役、もしくは飾りくらいしか思っていなかったパセリが、急に私の中で存在感を増しました。
もしよろしければ、お試しあれ。
平松さんの食べもののエッセイ、好きです。
美味しそうだし、レシピほどでもなく、さらっと試したくなる技が、あちこちに。