今日も読む、つながる。
今朝は、雨の音で目が覚めた。
昨日はグラウンドで子どもたちが走り蹴るたびに砂ぼこりが高く舞っていたから、ちょうどいい。
庭の植物たちも埃っぽかった私の車もつやっと濡れて、ひんやり静かな朝。
リクエストがあったので久しぶりにはちみつチーズトーストにして、コーヒーをいれる。
(そうだ、今日は国際コーヒーの日。)
たっぷりいれて一杯ずつ飲み、残りはボトルに入れて豆乳を足し、今日の試合のおともに。
今日は一日くもりの予報だったしきっと涼しいはず、と思ったら、予想外に日が照って暑かった。
日傘持っていてよかったぁ…
そんなわけで。
昨日も今日も中途半端に一日の真ん中を子どもたちのサッカーに付き合うことになるので、その前後にどこかに行こう、というような気力は持てなかった。
よって昨日も開館すぐに図書館に行き、夜になると本を読む。
今日も晩ごはんの用意がひと息ついた時間、本を読む。
(ここのところ、本の話ばかりだな。)
日によって気分を変えて好きな場所で読む。
キッチンの一角のときもあるし、寝室にこもることもあるし、今日は2階のベランダへと続くランドリースペース(この場所がわりと好き)。
昨日借りた吉本ばななさんの『はーばーらいと』はこの2日で読んでしまった。
久しぶりの吉本ばななさん。
設定は苦しいものだけど、登場人物の発する言葉たちが真っ直ぐで強くてやさしくて、「生きる」とは、「自由」とは、を考えさせられる。
実はこの『はーばーらいと』は、本屋で見かけたすぐあと、毎週土曜日の新聞の書評欄で紹介されているのを見て、これは読むしかないと図書館で予約した。
そして、同じページに紹介されていて気になり一緒に予約したのが、『本と貝殻』という書評と読書論の本。
同時に届いたので、昨日借りてきたのです。
『本と貝殻』は、はじめの一章「読むことにむかって」という部分しかまだ読んでいないけれど、また新しい本との向き合いかたのヒントをもらってうずうずしている。
その中に、「詩との出会い」として西脇順三郎さんという詩人について言及されているのだけれど、私は彼の詩を読んだことがない。
…でも、どこかで聞いたことがあって気になる…と思って探してみると、去年買った『&Premium』の本特集で彼の詩集が紹介されていたのだった。
それを見たとき、読んでみたいと興味を抱いたのを思い出して、あぁこれこそ出合いだ、とまたすぐに図書館で予約する。
つながる、つながっていく。
これを書きながらふと隣を見ると、次男が本を持ってきて開いている。
偶然ね!
谷川俊太郎さんの詩の絵本『いちねんせい』。
きみはもう4年生だけど、いいね。
いいものだよね、何年生が読んでも、大人が読んでも。
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