今こそ、高卒認定試験の活用を(主張編①)
ご覧いただきありがとうございます。
今回の内容は、前回のこちらの記事↓を踏まえてご覧いただけますと、幸いです。
ただ【主張編】と銘を打っておりますので、ちょっと極論もあるかもしれませんが、参考程度にということでご覧ください。
やはり”不登校”の背景は考える必要がある
やはり教育関連のニュースでこちらは踏まえなければならない内容です。
下記グラフを見ると、約10年間の傾向として、小学校・中学校における不登校児生徒の数は増加している傾向が見れます。
”不登校”という言葉の定義や、実質的な現状についての考察は、また別の機会にお話をするとしますが、不登校の言葉の定義は下記内容とされています。
ちなみにこの場合の「児童生徒」については、大雑把な分け方でいうと
学校教育法上では、
小学生(初等教育を受けているもの)
中学生・高校生(中等教育を受けているもの)
と分類してもよいでしょう。
ここから見える事実としては
学校に継続的に登校できていない人が小・中学生合わせて34万人余りいる
ということです。
ちなみに、上述データにはありませんが、
高校生については、68,770人とのことです。
つまり、およそ40万人近くが不登校と呼ばれる状況になっているわけです。
先行きが見づらくなる
では、不登校状況の子どもたち、ご家庭が苦しむことはどのようなものがあるでしょうか。
当然のことながら、生活面、学習面など幅広く本人や家庭の中で影響が出てきます。それも短期的・中長期的にです。
今回は、その多種多様な課題の中で、一つピックアップをすると
進路方向性の見えづらさが出てくる
ということを挙げます。
これは実際に私が受けた教育相談の中での本人・保護者の声です。
保護者の方からすると、中学校を卒業し、高校に進学するとしても
①公立高校に進学するには、高校入試をクリアするのは難しいか…?
②私立高校に進学するのは出来たとしても、その後通学を続けられるか?
1)毎日通学し、授業を受けるということを継続できるか
2)カリキュラムの多さについていけず、学業面で脱落しないか
③私立高校(全日制・通信制)の学費はそれなりに高額だが、それでも継続してくれるだろうか…?
という、言葉を悪く言いますが
教育にかける投資が、上手くいくかどうか本当にわからない
むしろ、不安要素が目の前にある状態
であるのは、致し方ない状態だと思います。
※さらに今の日本経済(特に物価高など)を鑑みると、そこにどれだけの投資をすることができるか?という不安を持つのは当然といえますね。
それは子どもにも言えること。子ども自身もたくさんの不安を抱えながら、次の一手を慎重に選び、考え、そして踏み込んだ先でも不安を抱えながら、日常生活・学校生活を過ごします。
選ばれない”高卒認定試験”
そこで、私は”1つの選択肢”として、高卒認定試験の受験をお伝えします。
ここで一番勘違いしないでほしいのは、
全日制や定時制、そして通信制の高等学校に在籍し、高校卒業の「学歴」を得ることを否定しているのではありません。
むしろ、その中で得られるものも多いのは事実。
でも”1つの選択肢”としてすら、高卒認定試験を考えないのは
そもそも機会損失をしていませんか?ということ。
「学びの多様化」が進む中で、この選択肢を
選ばない・選べない・選びたくない…の状態になっていないか?というのが課題なのだと思います。
〇選ばない…知らない・関心がないから、そもそも「選ばない」
→ 認知度の広さ・深さに課題
〇選べない…その後どのようになっているかが未知すぎて「選べない」
→ その後の保証、安心・安全性が担保されていない(と感じる)
〇選びたくない…一般的とされる進学ルートと外れるので「選びたくない」
→ (見えない)同調圧力、周囲からの風評、その間の過ごし方などの不安
ちょっとざっくり過ぎるかもしれませんが、上述のようなことは言えるかもしれませんね。つまり、認知度・普及範囲が少なすぎるがゆえに
わからないことが多すぎる
だから、高卒認定試験は選択肢から除外なのです。
いわゆるわからないから選ばないという
アンコンシャスバイアスがかかっていませんか?
と投げかけてみますし、
無意識の偏見・暗黙の了解
のような状態になっていませんか?と問いたいのです。
…本当は声を大にして言いたい。
ただし、選択するにはいくつかの課題を乗り越えなければなりません。この課題対策は、ご家庭に委ねるのは難しいところもあります。
でも物事を考えるときには、
リスクから見て、否定するのではなく
本質・情報を知ったうえで、総合的に判断する
のが大事です。
まずは知りましょう。
もっと言うと知る機会を増やしましょうよ、文部科学省。
申し訳ございません。書き過ぎました…。
いけませんね…すでにこの段階で2,000字をオーバーする書きっぷりになってしまいました笑
ですので、今回は【主張編①】として、
もう一つ次のnoteで話を展開させていきます。
触れていきたいのは…
もう少し書きたいことも出てくるかもしれませんが、一旦
自身の頭の中を整理するために、こちらに連ねておきます。
興味を持っていただけたかたは、
ぜひ次回もご覧ください。
正直、私は
高卒認定試験の運用方法や社会普及の範囲が変化することで、
”不登校”問題の解決への一助になると確信しています。
一つの小石が、池に投げ入れられると、
大きな波紋が、広がっていくように。
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