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#読書記録

2023年に読んだ本

2023年に読んだ本

・英和対訳 神道入門- 山口智
・自由をいかに守るか ハイエクを読み直す- 渡部昇一
・日本の方言- 佐藤亮一
・英語学の基本- 岡野哲
・武士道に生きる-川口泰英
・日本語力と英語力- 齋藤孝+斎藤兆史
・文章読本- 三島由紀夫
・三島由紀夫 未発表書簡 -ドナルド・キーン氏宛の97通- 三島由紀夫
・日本人のための日本語文法入門-原沢伊都夫
・現代語訳 美術真説 -アーネスト・フェノロサ
・津

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三島由紀夫の「文章読本」を読んで

小説や文学を味わう読者とは。
様々な形式の文章や作品の特徴とは。
そうした事柄を掘り下げたのが三島由紀夫の「文章読本」。

お気に入りの箇所を引用しながら、意見を述べてみたいと思います。

内容の面白さや話題性ばかりが現代の娯楽にまとわりついていますが、紙がキャンバスで言葉や文章が色彩である以上、文章の良さを味わうことも重要だと思います。作家の個性が特に輝くのは言葉の選び方や文体ですね。

小説や

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「武士道に生きる」を読んで

「武士道に生きる」を読んで

こちらの本を読み終えました。
「武士道に生きる 新渡戸稲造が説いた日本の精神」(川口泰英 著)

武士道に関しては、新渡戸稲造の原文(英語)や執行草舟の本を読んできましたが、こちらの本は新渡戸稲造記念館ボランティア共創郷土が発行し、弘前の北方新社が出版した書籍です。

現代は長期的な国・企業・社会のあり方ではなく、目先のお金や損得勘定が目立ち、基本的人権の範疇を超える権利主張や人権ビジネスが横行し

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日印関係・インド太平洋戦略における安倍政権の功績についての分析論文集「The Importance of Shinzo Abe- India, Japan and the Indo-Pacific」(Sanjaya Baru編)

日印関係・インド太平洋戦略における安倍政権の功績についての分析論文集「The Importance of Shinzo Abe- India, Japan and the Indo-Pacific」(Sanjaya Baru編)

こちらの洋書には、日印関係とインド太平洋戦略における安倍政権と安倍元首相の功績を分析した論文が載っています。
寄稿者のほとんどはインドの学者や外交官ですが、安倍元首相のスピーチライターだった谷口智彦氏、政治家の竹中平蔵氏なども寄稿しています。

各論文のテーマは3つ:
・総理大臣としての安倍元総理の功績
・日印関係
・インド太平洋戦略(自由で開かれたインド太平洋構想)

それぞれの著者の冷静な分析

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