ままならなさを抱えながら働いたり何か役割を果たす全ての人に対して
ままならなさを抱えながら働いたり何か役割を果たす全ての人に対して、率直に思うこと。
尊い。すごすぎる。幸せになってほしい。報われてほしい。
「ライターたるもの、安易な形容詞や陳腐な言い回しは使わないように」
と複数書籍で言われているので、普段はなるべく使用を控えているそれら。
でも率直な思いを即座に述べようとすると、今の私はそれら「陳腐な形容詞たち」に頼らざるを得ない。
尊い。すごすぎる。幸せになってほしい。報われてほしい。
いま、個人的なこと、家族、というか親のことでまたしんどくなっている。
病み上がりの体調も思わしくなかったり、予定通りに動けていないことが多く、もどかしい。
そんな自分にダメ出しするのでなく労う言葉を探しているうちに、当たり前のことに思い至ったのだ。思い出した、という方が近いかもしれない。
「きっとほぼ全員ってぐらいの全人類が、何かしらのままならなさを抱えながらも、働いたり、何かしらの役割を全うしたり、そのときの精一杯を尽くして日々過ごしている」
と。
「それでもみんなやることやって頑張っているのに私は……」と卑屈になるのではなくて、率直に思ったのだ。
みんな、すごいな。ほんまに尊い。
そしてそれはきっと私にも言えること。
こういう気持ち、すぐ忘れてしまうのだけど、頭と心にピン留めしておきたい。
目の前の人も自分も、「すごい」「尊い」ということを。