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ベニエガオ 秘密のベールに包まれた覆輪ツバキ
紅笑顔 (ベニエガオ)
ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木
笑顔(エガオ)、笑顔紅(エガオクレナイ)などは
多方で見かけたことのある椿(ツバキ)であるが
紅笑顔(ベニエガオ)の名は聞いたことがない。
色々と調べてはみたが正式に名称登録をされては
いない椿の様である。
なのでここから推定の域だが山茶花(サザンカ)
がベースとなる笑顔(エガオ)と、覆輪が入った
椿との交雑より生まれたものと想
カギカズラ 花言葉に『奇跡』『特別』『記念』が付く理由とは
鉤蔓 (カギカズラ)
アカネ目、アカネ科、カギカズラ属の蔓性常緑樹
日本、朝鮮、中国が原産となる。
葉脇から湾曲した鋭い鉤爪状の棘が鋭く尖るのが
本種の特徴であり、蔓を使って他の樹木に頼って
それは10mの高さにまで及ぶもの。
これを林業関係者が除去するのには厄介な存在と
なるのだが、これこそが鉤爪が存在する理由だと
考える。また、この鉤爪部分こそが生薬に利用を
されるもので、釣藤鉤(チョウ
モモスズメ 極小輪にして多花咲の可憐な一重猪口咲ツバキ
桃雀 (モモスズメ)
富山県八尾市で1965年に作出された椿とされ
花径が4cm程の極小輪〜小輪の小さく可憐な花
をつけるユキツバキ系の品種のひとつとなる。
花色は極淡桃色と、一見して白ツバキにも見える
ものだが、よくよく観察してみると微かだが桃色
を感じるものである。これの開花時期は1〜4月
となっているが花期の終わり頃のものでは桃色を
更に感じる様になる。
咲き方は、一重咲の猪口咲で、中
ミツバハマゴウ 海岸沿いに咲く淡紫の涼しげな花
三葉浜香 (ミツバハマゴウ)
シソ目、シソ科、ハマゴウ属、ミツバハマゴウ種
海岸の砂地などに群生する落葉低木。
日本では鹿児島県のトカラ列島に自生しており
防風林、防潮林などに活用されている。
樹高は1〜5mの低木であり、薄紫色の涼しげ
な花は7〜9月に咲く。仲間である草本に分類
されるハマゴウの葉は、線香などにも使われる
ものであるが、木本品種葉のこの臭気にもまた
虫の嫌う香りを放つため、
ラクウショウ 秋には葉を落とす珍しい針葉樹
落羽松 (ラクウショウ)
ヒノキ科、ヌマスギ属、ラクウショウ種
北米南東部が原産の落葉性高木となる。湿原に
生える為、沼杉 (ヌマスギ)とも呼ばれている。
『落羽松』の名称は、秋になると褐色になった葉
がついたままに短枝ごと、落葉するのであるが
この羽状複葉のそれが鳥の羽の様に見える事が
名の由来である。
もうひとつ特徴的なのはこの樹木の根のカタチ。
湿地では、根による呼吸作用が困難である
桃色雪中花 花の名そのままを再現できた撮影
桃色雪中花 (モモイロセッチュウカ)
ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木
雪の中に鮮やかな桃色が可憐であったのがこの花
他の品種より、開花時期が早いのが早咲ツバキ。
開花時期は11月という早さから、雪見椿にも
なる事から『雪中花』の名がつき、その桃色花弁。
和名 椿 (ツバキ)
侘助 (ワビスケ)
洋名 ジャパニーズ カメリア
(JAPANESE CAMELLIA)
学名
雪中花 花の名そのままに再現できた撮影
雪中花 (セッチュウカ)
ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木
江戸時代からの歴史をもつ古典椿のひとつで
侘助(ワビスケ)系の一重咲の小輪ツバキ。
つい先日、初雁(ハツカリ)の名前で紹介記事
を書いたばかりなのに、改めての投稿である。
他のエリアの方は、京都というと雪がよく降る
イメージを持つ方も居られるかも知れないが
京都の中心部は数えるほどしか雪は降らない。
なので、積雪があると京
カエンボク 燃えさかる焔をかたどった情熱の花
火焔木 (カエンボク)
シソ目、ノウゼンカズラ科、カエンボク属
アフリカを原産とする植物で、ジャカランダ、
ホウオウボクらと並び世界三大花木のひとつに
数えられている。
ノウゼンカズラ科に属するこの花は、釣鐘型
の花が斜め上方を向いた形で並んだカタチを
している事からハチドリが花蜜を吸いやすい
ため、多くのハチドリの良き食事の場となる。
また、花弁が合着しているため花の中に雨水
が溜まりやす
エピスシア クレオパトラ その名に応え、クレオパトラにリーフデザインコートを着せてみた
エピスシア クレオパトラ
(EPISCIA CLEOPATRA)
シソ目、イワタバコ科、ベニギリソウ属
南米のジャングルを原産とする多年生草本となる。
エピスシア クプレアータは、その品種を何種類も
もつ中で、今回紹介するのは、『ピンクヘブン』や
『クレオパトラ』の名がつくもの。
葉の表面には、柔らかな色合いと風合いがとても
メルヘンチックに仕上がっているものである。
日本国内にも流通し
ヤブデマリ 片びらの ちひさき白や 藪手毬
藪手鞠 (ヤブデマリ)
マツムシソウ目、レンプクソウ科、ガマズミ属
この植物の花の特徴は、紫陽花(アジサイ)の
花序と同様、中心に両性花(生殖能力を有する花)
が密集し、その周囲に大きな装飾花(生殖能力を
有しない無性花)が取り囲む形となっているもの。
この花序の構造は周囲の装飾花で吸蜜を生業とする
虫達を引き寄せる広告塔みたいなもので、その訪花
促進によって、本来の両性花へと導く構成となっ
アオギリ 台風・地震・火事にも強い樹木
青桐 (アオギリ)
アオイ目、アオイ科、アオギリ属、の落葉広葉樹
樹高は10〜20mまでになるもので中国原産と
なっているのだが、日本では沖縄や奄美大島など
に古くから自生している樹木である。
一般の桐(キリ)が、その樹皮が白い事から白桐
(シロギリ)と呼ばれるのに対し、青桐は樹皮が
青み掛かっており、これがこの名の由来となる。
樹齢の若いものほど青みが強いのだが、成長して
いくとその樹皮は写
セイヨウオシダ その葉、表から見るか、裏から見るか。
西洋雄羊歯(セイヨウオシダ)
ウラボシ目、オシダ科、ドリオプテリス属のシダ類
花を咲かせる事のない、恐竜時代からこの世に存在
する胞子植物。以前は葉姿を上から撮ったモノだが
今回は逆光越しの葉姿である。
葉の裏の特定部位にあるのが、その胞子の姿となる。
和名 西洋雄羊歯
(セイヨウオシダ)
洋名 メイル ファーン
(MALE FERN)
学名 ドリオプテリス フィリックス マス
サンコノマツ 弘法大師の三鈷杵を受け止めた聖なる松
三鈷ノ松 (サンコノマツ)
マツ目、マツ科、マツ属、シロマツ種の常緑高木
弘法大師が、唐の国にて修行をした後、日本へと
戻り真言密教を広める為のその場所を決める為に
中国の明州浜より、両端が三又となっている法具
『三鈷杵』(サンコショ)を日本に向けて投げた。
帰国後に弘法大師が、高野山の近くを訪れた際に
狩人から、毎夜光を放つ松の話を耳にしその場を
訪れる。唐の国より投げた三鈷杵が引っ掛かっ