iueno.editor

人や会社を編集するエディトリアル・コンサルタント。エディットブレイン代表。編集者の経験…

iueno.editor

人や会社を編集するエディトリアル・コンサルタント。エディットブレイン代表。編集者の経験・スキルを体系化した、エディトリアル思考を提唱し、新たな視点からイノベーションの創出を支援する。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメン研究科修了。著書に『才能に頼らない文章術』。

マガジン

  • EMSi Fellow Community Magazine

    • 371本

    EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは、EMS(Essential Management School)本質行動学基礎原理コースなどの修了生のCommunityです。 多様な人、多様な考え、多様な日々、多様なビジネス、多様なアートが雑多に、ごった煮していく、本質追求マガジンです。

最近の記事

Kindle出版したい人必見! AI生成文章の著作権侵害リスクと対策

近年、AI技術の急速な進歩により、Kindle出版の世界でも生成AIを活用した執筆が注目を集めています。AIツールは執筆プロセスを効率化し、新たな創作の可能性を広げる一方で、著作権侵害のリスクも伴います。本記事では、文化庁による著作権セミナー(令和6年度著作権セミナー「AIと著作権Ⅱ」)の内容を踏まえながら、AI生成文章を利用する際の著作権侵害リスクと、その対策について解説します。 AI生成物の著作物性についてまず、AI生成物が著作物として認められるかどうかについて理解して

¥200〜
割引あり
    • 生成AIによる成果物の著作権をどう扱うべきなのか。ご存じですか?

      OpenAIによる、ChatGPTがデビューしたあと、世の中にはいろんな「生成AI」が登場してきました。最近だと、文章生成や画像生成だけではなく、例えば、自動翻訳や楽曲作成、映像生成など様々な分野に進出しています。 生成AIによる成果物の著作権をどう扱うべきなのでしょうか。 実は「法整備が時代に追いついていない」状況というのは、正解なのですが、どういった状況になっているのか、本コラムで少しまとめたいと思います。 アメリカのケース(コロラド州)アメリカでは生成AIを使った

      • 日本人の約6割の人が1ヶ月に1冊、本を読まない。

        ちょうど先日、文化庁から「令和5年度『国語に関する世論調査』の結果について」が発表されました。この資料によると、日本人の約6割の人が1ヶ月に1冊、本を読まない。 電子書籍も含んでも、6割の人が1ヶ月に1冊、本を読まない 過去の統計データを見るに、令和5年度は突出して「読まない」の回答が増加していますが、「* 調査方法の変更のため、令和元(2019)年度以前の調査結果は参考値となり、比較には注意が必要」とあるので調査方法を調べてみましたた。どうやら、以下の2点が異なる様子。

        • 国語力を求めて、三千里。とうとう、定義が見えたが…

          前回の記事はこちら。国語力を追い求めていたら、深夜にKindleでポチって読みあさりはじめたのでした…。 数学者の藤原正彦氏の著書『祖国とは国語』を、読み始めたのが深夜2時。彼の主張が的を射すぎていて、やめられず。読み終わったのは午前3時(Kindleはキケンだね。寝る前に反省した)。 個人的に、めちゃくちゃ痛快だったのは、«数学者»の藤原氏が「国語はすべての知的活動の基礎である」として、「平成十四年に導入された新カリキュラムでは、小学校国語の総時間数は戦前の三分の一ほど

        Kindle出版したい人必見! AI生成文章の著作権侵害リスクと対策

        ¥200〜

        マガジン

        • EMSi Fellow Community Magazine
          371本

        記事

          国語力って、なんだ??

          意味を明確に説明できない、単語や熟語(ことば)を見かけたとき、私は辞書を引きます。 さっそく、「国語力」を調べてみました。 すると…、『新明解国語辞典 第八版』『精選版 日本国語大辞典』『三省堂国語辞典 第八版』の3つの国語辞典では、「国語力」という単語での登録はなく、意味が説明されていないことが判明しました。 「国語力」の定義が辞書に掲載されてないとは……。 この時点で、かなり驚愕です。 一応、「国語」について、確認することにしました。各辞典による、「国語」の説明

          国語力って、なんだ??

          文章力より編集力が必要だけど、その前に国語力が必要なのかも知れない件

          2022年11月30日にリリースされたChatGPTは、バージョンアップしたChatGPT4oになってから、かなり日本語の精度が高くなったと感じています。 驚くなかれ。相手に伝わる文章を操る編集者にとって、ChatGPTは、“とんでもなくはやく草稿をくれる相棒”です。私だけに限らず、周囲の編集者たちはうまくChatGPTとお付き合いしています。 だって、自分が描きたい内容の草稿を準備してもらうために「適切なプロンプト」を組めば、いままで1時間かかっていた時間が1/10にな

          文章力より編集力が必要だけど、その前に国語力が必要なのかも知れない件

          ChatGPTの登場で、文章力よりも編集力が必要な時代になった! という話 01

          突然ですが「編集力」ってなんだと思いますか?個人的な話で恐縮ですが「編集者です」と自己紹介すると、10人中10人に「本の編集者」だと認識してもらえます。YouTubeやTikTokなどの動画メディアが流行っているわりに、いまだに「動画の編集者ですか?」と言われたことはありません。 「『ライティング』と『編集』ってどう違うんですか?」 という質問もよくいただききます。似ています。似ているんですが、似て非なるものなのです。 ライティング(執筆)の対象は「文章」であり、ライタ

          ChatGPTの登場で、文章力よりも編集力が必要な時代になった! という話 01

          #私の非常事態宣言 平々凡々な日常が奪われている“今”だからこそ、今を楽しむための私の工夫。Stay Home, Be Happy!

          新型コロナウイルスの影響で、明日には政府から「緊急事態宣言」がなされる状況になってきてしまいました。私自身は、ほとんどの打合せはオンラインに切り替え、ほぼ自宅からのテレワークで仕事をこなしています。 そんな中で、夫の会社も日に日に、テレワークでの仕事が指示されるようになり、我が家では書斎を巡って争いが……起きているわけありません^^)。いたって、平和です! なんて、すみません、脱線しました。 一応、そこはかとなく、ストレスをためない工夫をしているので、そちらをいくつか紹介

          #私の非常事態宣言 平々凡々な日常が奪われている“今”だからこそ、今を楽しむための私の工夫。Stay Home, Be Happy!

          ZOOMのブレイクアウトって、何ですか? 皆さまのお悩みに応えます(2)

          ZOOMでは、1つのミーティングルームに対して1つのURLが発行されます。参加するだけなら、ZOOMのアカウントを作る必要がありません。 1つのミーティングルームでは、参加者がメインルームに入ったあとに、「ブレイクアウトルーム」という小部屋を作成し、参加者を割り振ることができます! 今日は、ブレイクアウトルーム(ブレイクアウトセッション、とも呼びます)、についての質問について、まとめてみました。 Q:ブレイクアウトセッションのチーム分けはホスト側で指定することができるの

          ZOOMのブレイクアウトって、何ですか? 皆さまのお悩みに応えます(2)

          ZOOMって、どんなことができるの? 〜皆さまのお悩みに応えます(1)〜

          新型コロナウイルスの影響で、外出自粛が発令されたのが先週末(3月の最終週)の土日。それから、一気に4月1日の新年度を迎えました。 皆様、「在宅疲れ」とか「自宅勤務なのは良いけれど、運動不足になってきているのはどうしたものか……」、「子どもが小学校に行ってくれてないと、仕事にならない」など、大変な毎日を、なんとか凌ぎながら過ごしていると思います。いつまでこの状況が続くがわかりませんが、なんとか、乗り切っていきましょう。 今日は久しぶりにnoteを更新します。テーマは「ZOO

          ZOOMって、どんなことができるの? 〜皆さまのお悩みに応えます(1)〜

          もしも編集者がInDesignを使えたら…。

          このブログは書き手と編み手の Advent Calendar 2019の16日目になります。 まずは自己紹介。25歳から14年半ほどIT書籍から始まり、実用書、ビジネス書と本の編集に携わり独立。現在は本に限らず、人や会社を編集しております。具体的には、頭の中をガッツリ整理して、ご自身の核を見つけてもらったり、会社の事業を編集して新たに事業を立ち上げるお手伝いをしたり、などなど。 編集スキルって、本に限る物ではないと感じておりまして。こちらでエディトリアル思考を用いた事業支

          もしも編集者がInDesignを使えたら…。

          2020年は、働き方改革から学び方改革へ。 ネットもリアルと同じ学び方ができる時代へ

          突然ですが、質問です。 「ハイブリッドオンライン」って、聞いたことありますか?  いきなりのこの質問に「はい」と答えられる人は、Essential Management School(EMS)に通っていた私の友人達しかいないと思います(笑)。 ハイブリッドオンラインとは、「リアルなイベントをオンライン側に配信し、オンライン側からの質問、意見、感想などもリアル側へフィードバックできる双方向コミュニケーションの技術」のことです。ハイブリッドエンジニアの福島毅氏が主催するチー

          2020年は、働き方改革から学び方改革へ。 ネットもリアルと同じ学び方ができる時代へ