大企業病不安とホワイト企業不安
私は昭和の時代の大企業からキャリアをスタートさせてしまっているので昭和のカースト制度的な組織論の原理原則や常識に囚われている自分が出てきたときに「イケネーイケネーモーイケネー」とタケちゃんマン風に自分を戒めてきました。自分自身が昭和レトロになっているからです。
令和の今は「ちょっと長くいるだけで偉くなった威張りおじさんの下でヘイコラしていても何も生まれない」ので気をつけていきたいもの。世渡りというのものがそもそも言うことを聞くだけ。上をヨイショするだけなんていう時代はもう終わったからです。
そのヨイショ癖とサボり癖。何も言わないで責任取らない癖や周りとひたすら上手くやることだけを意識しているとその会社では通用しますが世の中では全く通用しない人になってしまうのです。40代である程度自分の仕事ができるようになるために20代から自分のスキルアップを意識してください。
一番いけないのは潰れないのをいいことになんでも「会社のせい」にして「会社の愚痴と悪口」ばかり言いながらサボる人に囲まれることです。これがとんでもなく成長の邪魔。
大概の方が会社に絶望するのは経営者ではなくこんな先輩と中間管理職がいるからだと思います。大企業病とは自分が何もやらないでも会社が回るのでなるべくやらないでサボっているのをごまかして課せられた数字がいかないことを誰かのせいにしてしまうことなんです。そして自分がいなくても会社が回ることが分かっているのが不安で人事の不満と評価の理不尽とライバルの悪口をつい言いがち。
それが日常になっていて、今の自分の立場を守ることに意識がいき未来の自分と未来の会社が見えていないのです。大企業病にり患しているのがわかっているから不安や不満でも動けない自分がいるのです。それがストレスの正体です。
一方で会社にホワイト不安もあります。「何も任せてくれない」「何も注意してくれない」「何も反対意見はない」「怒られないけど何も評価してくれない」「実力がつかないからここにずっといると不安」と離職がとまらないそうです。
パワハラ研修の間違った解釈が現代のスーパーホワイト離職を生んでしまってしまっています。私も多分若かったら、仲良しサークル活動のような感じだとひたすら穏やかでいい人を演じ続けていくのは苦痛だし、物足りないかもしれません。組織のなかで自分らしい仕事をいつかやっていみたい。仕事をもっと楽しみたいと思ってしまうからです。
就活では勝ち組と言われるとてつもなく安定している大企業なのに離職がとまらないので慌てて週2リモートにしたそう。ともともの1人当たりの仕事量が劇的に少ないので自宅作業もないので結局実質週休4日というとんでもないラッキーな勤務形態になってしまっている会社の話を聞きました。
これは同世代よりも明らかにできることが少なく成長できないともいえるのです。これって怖いです。何もしないリモートが暇すぎて女性の場合はヨガやランニングを始めた方もいるようです。働きたくない人にとっては最高。
私はやはり仕事を面白くなるまではある程度の量を働く仲間とやりたいなあと思います。特に20代では仕事を任せられたいと願うものだと思います。働かないでたくさんお金が欲しいと思っても実際に働いていないやできないのは不安だから。
20代のうちに自分の工夫でお金を稼いでくださいね。そして分の足で歩いてください。20代でしか劇的に成長できないから。体力と心も爆上げしてください。