在庫を価格を下げでも売れ的なマーケティングから納得消費に視点を変えることについて
マーケティングは4Pに4Cという視点が加わりました。マーケティングとは顧客の価値を出すことですが4Pはメーカーの視点、4Cは顧客視点です。平成の時代の消費財マーケティングは特に、工場で作ったから営業は売らなくちゃいけない。だから価格を下げて売れ。Pのなかでもプライスをいじることが多かったでのです。当たり前ですが定価600円のものを値引きしてライバルが498円だから398円で店頭売価をさげてしまうと利益を圧縮してしまうだけでなく、もう定価で買ってくれなくなるのです。
価格のたたき合いをして息切れしてしまうと小売店もメーカーも誰も得をしないのです。利益が出ないからとモノが無くなてしまうと消費者もハッピーではないのです。
作ったから売れ。利益じゃなく売り上げ確保。下げても売れのプライスダウン至上主義から脱却していかないと作っても作っても利益が出ないというスパイラルがはじまり、外的な為替の影響などで原料や光熱費の原価が上がるたびに売る側も買う側も常にバタバタとしてしまうのです。それがメーカーの主力商品からなおさら、このプライス戦略が会社の経営に大きく影響してしまうのです。
商品力とその方の価値を感じて頂きコスパがよいと思わせる必要があります。これが4cのなかのでコストです。価値がわかっていれば、特売だから買うではなく生活にあるのが当たり前になるためのマーケティングです。
そして顧客視点の利便性のC。これはいつでもどこでも気軽にストレスなく買えるということです。そしてプロモーションからコミニュケーションに時代は変わっています。おまけをつけたり、公式SNSをフォローして何かが当たるというような、新規獲得リスト獲得的なプロモーションよりもコミニュケーションは既存顧客に対しても行われ、令和になりそれが加速しました。商品をより快適に使って頂く情報発信などに力をいれるようになりました。買ったあとの関係が重視されます。
買わされたではなくて納得して買う。ブランドと消費者の信頼関係の先にある当たり前の関係はストーリーでその価値を理解していることが大切です。安いから買ってみたからでなく、品質も価格も納得して買い続ける関係を作るのが4Cなのです。安売りだけでなくゴマかしや錯覚させたりするだけでは、なかなか強いブランドにならないのです。
もちろん現代のマーケティングにデジタルは必須。マス報道は明らかに口コミの着火点になること、それで売れていくことは明らかです。私たちマーケティングPRは外から価値を再定義することから始まります。マーケティングは生き物なので時代とともに動きます。定義や学びではなく実践です。30年以上続けてきたノウハウをご提供しながら未来をみています。