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嫌われたっていいじゃないか

今日はこの本「嫌われる勇気」を読んだ感想を書きます。

この本は心理学の三代巨頭と言われるフロイト、ユング、アドラーのアドラー心理学に基づいた疑問と答えを先生と生徒による対談形式風に書かれた本です。

この本を読む前の私は、人に嫌われたくない、人の評価や目を気にしていました。この本に書かれている「自由とは他者から嫌われることである」という一文に驚かされました。一瞬理解出来なかったのですが、簡単に言うと他者の目や承認を意識して生きている限り自分の人生を歩めないよといった様な意味です。この本では大きく2つの事が書かれています。

1つ目は課題の分離

「この問題は誰の課題なのか?」という視点から自分の課題と他者の課題とに分離していく考え方です。なぜ分離する必要があるのかと言うと他者の課題に介入する事があらゆる人間関係のトラブルを起こす事に繋がるからです。なので他者の課題とわかった時点で介入しないこと。これができるだけで対人関係は激変するでしょう。誰の課題か見分ける方法はシンプルです。「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えてください。他者から承認される必要なんてない、他者の期待など満たす必要はない。←もしこれを気にしていったら最終的に他人の人生を生きる事になってしまいます。「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」と言う一文が印象的でした。

2つ目は共同体感覚

こちらは正直いまだに私も理解しきれてないのですが、誰しも所属感を感じたいと思っていると思いますが。共同体で所属感を感じるのは家、学校、会社だけじゃなく地域、日本、世界、動物、人類、地球、宇宙、過去、未来、無生物まで無限の共同体があるよと言う意味です。ちょっとすぐに納得は出来ませんが、例えば小さな目の前の(学校、会社)で馴染めなかったり、孤独だったりしてももっと大きなくくりで見たらみんな共同体の一部だから安心してといった内容です。

この本に書かれていた課題の分離という考え方は私にはとても響きました。今後は何か悩んだ時や問題が発生した時など、どっちの課題か考え、もし自分の課題ではないとわかったらすぐに切り替えていこうと思いました。これで少し人の目を気にしないでいけそうです。

この本は人によっては評価が別れそうですが私は10点満点で7点くらいはつきそうです。

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