虫嫌いがレモングラスの越冬にチャレンジ
私は今、レモングラスを育てている。
葉も切りとった株を 8 月に入手したのだが、それでもすべてまた元気に葉が出てきて、長いものは 50 cm くらいまで育った。
日当たりは良い場所で育てているのだが、いかんせんベランダなのでお昼も過ぎると完全にマンションの陰に隠れてしまう。
タイに植わっているような 「ボーボー」 のレモングラスにはなっていないが、順調に育っている姿に満足していた。
もともと虫が嫌う成分 (シトロネラ) が含まれているため、害虫の被害もなく水やりも楽チン (^^)
水やりさえ適切にしていれば放っておいても問題なさそうで、私のような初心者向けのハーブだと思う。
しかし、そんなレモングラスにも弱点はある。
もともと熱帯の植物なので、寒さにはめっぽう弱いらしいのだ。
どうりで日本のスーパーで簡単には買えないわけだ。
(アジアの輸入食材屋さんで冷凍のものが売っていることがある)
ネットによると、5℃ を下回ると越冬できないとか。
私は関東住みだが 5℃ なんて平気でやってくるだろう。
せっかく屋久島から送っていただいたレモングラスの株を無駄にしたくない…… というかトムヤムクンさえまだ作っていないのだ……。
作りたいときにタイ料理が作りたくて育てることにしたのだから、常時 「収穫できる」 状態じゃないと困る。
調べてみると、鉢植えの場合は 「屋内に入れる」 だけでいいらしい。
うちは冷房 (ドライ) は毎日使うが、暖房はほとんど使わない。
入浴前や着替え前後に電気ストーブを一瞬つけるだけで、あとは電気毛布 (電気代がとても安い) とゆたんぽ、あったかウェアで過ごしている。
そんな家でもさすがに室内が 5℃ 未満ということにはならないだろう。
しかし私は大の虫嫌いである。
レモングラスは害虫が少ないと言えど、ちょっとした羽虫が止まっているのは複数回目撃しているし、何より土に虫がいたら意味ないではないか。
土は下記を購入したのだが、特に 「土自体に虫がわいている」 とか、「虫を寄せ付ける」 というような事象は発生していない。
ただやはり室内に入れるのは不安である。
同時期に購入したカレーリーフに使用している土には、とにかくコバエが寄ってくる。
土自体に寄ってきているらしく、鉢ごと水に沈めたり、赤玉土で表面を厚めに覆ってみたりして多少マシにはなったのだけれど、不織布の鉢の外側に飽きずにコバエが寄ってきている。
こんな感じのものを家には入れられない。
だから外で越冬させるつもりだ。
カレーリーフは外で越冬できそうなのでチャレンジしてみる。
↓ こんなのも買ってしまったのでせっかくだから使いたい。
しかし初心者のレモングラス栽培に関して、外での越冬はリスクが高い。
なんとか室内に持ち込むことと、虫がわかないことを両立できる案はないものか……。
と考えた挙句、たどり着いたのがセラミス植えにする、という回答だった。
セラミスとは室内用に焼成された人口土で、虫が好む栄養もないため虫がわかない (らしい)。
セラミスを使用するには穴が空いていない鉢が必要なので、IKEA で手頃な鉢を発見し、購入。
また、セラミスで育てるには 「根腐れ防止剤」 が必要とのことで、これも併せて購入 (100 均でも類似品が買える模様)。
上記 IKEA の鉢に 1 袋、という感じ。
植え替えた様子は下記。
水やりは 「乾いてきたらハイポニカ液の入った水」 を与えている。もともとレモングラスは乾燥がちが好きみたいだし。
植え替える時に根を傷つけたのか、段々葉っぱがしおしおになっていっている……。
(ハーブティーにするため多少刈り取り済み)
全部セラミス植えにしてしまおうかとも思ったのだけれど、日に日にしおしおになっていく室内レモングラスを見ていたら、もうちょっと元気なままベランダに置いておきたい欲が芽生えてしまった。
フレッシュ ハーブティーも元気な方がおいしそうだし。
だからこのような記事 ↓ を併せ読みして、「鉢植え」 & 「屋外」 で半分越冬させてみることにする。
まだまだ結果の報告ができないけれど、屋外での越冬に成功したらいちいちセラミスに移し替えなくてよいのでチャレンジしてみたいと思う。
また、レモングラスにやはりセラミス (というかハイドロカルチャー自体) は不向きなのかというのも検証してみたい。
室内で日光に当てるのが難しいので、そちらの問題の方が大きいかもしれないが。
お読みくださりありがとうございました (^^)