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【日記】おせち作り

おせち料理に込められた願いを伝える美しい絵本
「おせち」

「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。
まめまめしく くらせますように」
「きんとん きんかん きんいろ こがね。
おかねが いっぱい たまりますように」など、
おせち料理を
美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、
そこに込められた願いを
リズミカルなことばで伝える絵本です。
時代も変わり、
おせち料理もバラエティーに富んでいますが、
今も昔も人々の願いは同じ。
改めて日本の伝統食・おせち料理の良さを
味わえる一冊です。

内容紹介 福音館書店ホームページより

嫁いだ家には、
マトリョーシカのように、
大きさが違って、ひとつに収納できる
漆塗りの重箱がありました。
個数は三つばかしでなく、
それらにおせちを詰めていく作業は
大変なものでした。
汁が漏れる箱がいくつかあって、
やがて、使わなくなってしまいました。

職業婦人で、料理をしない義母は、
おせちも、
なますはこの人、田作りはあの人と、
外注していましたが、
後に、私に任せるようになりました。

かつて、おせちは
大晦日の夜の膳のことでした。
現代では年越しそばの習慣が広まり、
おせちはお正月の重箱に移りました。

この地方では、大晦日に、
年取り料理とも呼ぶおせちをいただきます。
年取りとはお正月を迎えて
年齢が一歳増すことで、
旧年から新年への境を超えるので、
年越しともいいます。

さて、私はというと、
以前は大晦日ぎりぎりまで、
仕事や掃除をしながら、
おせちを作っていました。

義父母が元気な頃は、お客様も多く、
料理を並べた後も、
寒い台所で茶碗蒸しを加熱したり、
お酒や汁物を運んだりで、
ゆっくり食べることもできず、
悪寒発熱で年を越していました。

おせちを好まない夫が
おなかいっぱい海老フライを食べたいと言って、
何年かは、
レストランで取り寄せていましたが、
注文をし忘れた年があって、
義母に「あなたが作りなさい」と言われ、
以後、海老フライが御膳にあがることは
ありませんでした。

どうしても、茶碗蒸しは作りたくないと、
ごねた年もありました。
だって、好きな具材(ぎんなん)だけ、
ほじくって、完食してもらえないのに、
要ります?
(なんて、義母本人には言えなかったけど。)

今日29日は、
数の子の塩を抜き、
朝から水に浸した黒豆を、
電気圧力鍋で加熱し、
冷ましているところです。

昆布汁(郷土料理なのかしら?)の
糸切昆布を
干し椎茸と鯵の煮干しと一緒に、
鍋の水に浸しました。

田作りができました。
田作りは、かたくちいわしの稚魚、
昔はたんぼのこやしとしていたことから、
お米がたくさん実りますようにという
願いが込められています。

かたくちいわしの薬膳作用は、
消化吸収をつかさどる、
脊髄を養い、脳髄を活性化する、
気を補う、
血の巡りをよくする、
目を明るくする、
筋肉や骨を強くすることです。

それに、生命力の源である腎を補う
胡桃、枸杞の実、松の実を入れました。








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