第二章 私の躁の時の過ごし方 / 意識して休憩をとる
次は、私の躁期の過ごし方について書きたいと思います。
と言っても、私が激しい躁状態になったのは、最初に発症した際の、入院した時期のみです。その際は、もう自分で対応しきれない状態だったので、家族のフォローで入院せざるを得ない状況でした。
退院後は、少し躁寄りかな?動きすぎているかな?程度のものしか出ていません。散財や性的逸脱などの症状はないので、そのあたりの対策は私ではお役に立てず、恐縮です。
躁になったあと、必ずと言っていいほど、鬱になるといわれています。
きっと、莫大なエネルギーを消費して、疲れてしまうのでしょうね……。疲れると鬱になる、とも聞きます。
なので、できるだけ躁状態を落ち着かせるように、調整していく必要があります。
そこで私が意識していることをご紹介させていただきますね。
◇意識して休憩をとる
なんだか、効率よく動きすぎている?饒舌になっている?と、躁寄りの行動や言動に気づいたら、まずは基本の、休憩をとることを意識しています。
躁の時は、びっくりするくらいエネルギッシュで、タスクをどんどんこなしていく印象があります。一見いいことにも見えますが、やはりそれを続けてしまうと、疲れて鬱になります。鬱になる前に手を打ちましょう。
私は、動きすぎているな、と感じたら、次のような形で、休憩をとっています。
・深呼吸をする
・一旦コーヒーを飲んでゆっくりする
・とりあえず10分、携帯を置いて、目を閉じてみる
・30分横になる(おそらく眠れないですが、横になるだけでも)
・今日のタスクや予定を1つ減らす
・次の日の予定も少し軽めにする
私がそうですが、つい、仕事を詰め込んで、無理をしてしまうんですよね。ペース配分や休憩が下手なんです。人からもよく「無理しないでね」と言われます。
マラソンの様に、一定のペースで走ることができれば理想ですが、双極性障害だとどうしてもインターバル走になってしまうようです。そこはもう仕方ないと受け入れて、インターバルができるだけ緩くなるように意識するといいのかもしれませんね。
走るペースを緩める意識も大事ですが、それが難しいのがこの病気でもあります。代わりに、「意識して休む」というのを取り入れると、ペースが緩やかになっていくように思います。
ちょっとした休憩でも、自分を落ち着かせることができます。病気であろうとなかろうと、余白をつくることで、仕事の効率もより高くなった、ということもよくあります。海外の様に、アフタヌーンティータイムがあれば、双極性障害でも生きやすいのかもしれませんね(笑)。
ぜひ意識して、休憩を取り入れてみてくださいね。
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