第163回受賞作『破局』(遠野遥/河出書房新社)
第163回受賞作『破局』(遠野遥/河出書房新社)を…番組ラテ欄っぽく紹介!
【EPG80文字】
私生活は完璧&将来も安泰!でもどこか虚無感を抱く大学生▼少女との出会いがもたらす因果応報で不条理な『破局』とは▼自らをどこか他人のようにつき放つ「観察者」的語り
【EPG200文字】
スポーツマン&彼女アリ&将来安泰と完璧!でもどこかで虚無感を抱く大学生・陽介▼倫理観が強く社会に憤る一方で性欲に従順でエゴな一面も▼ある日1人の少女と出会った事で運命が思わぬ方へ転がりだす▼彼を待ち構える因果応報であり不条理な『破局』とは▼繊細でリアルな内面描写▼一人称目線でありながら自らをどこか他人のように冷たくつき放つ&感情や思考を自ら疑う「観察者」的語り▼読みやすいのに個性溢れる文体にも注目
<以下、出版社ページより>
●著者:遠野遥(トオノハルカ)
1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。東京都在住。2019年『改良』で第56回文藝賞を受賞しデビュー。2020年『破局』で第163回芥川龍之介賞を受賞。