文章を書く前に読む本【note,X必見!】
文章を書くこと。
これは意識しなくても、ほとんどのひとができる行為です。
ですが、当たり前の行為であるが故に「書くこと」について学んだことのある人は少ないのではないでしょうか。
今回ご紹介する『文章を書く前に読む本』は技術(テクニック)はもちろん、それよりも大切な書く前の心構えについても分かりやすく解説されています。
noteを書く方はもちろん、Xのような短い文章を書く人、Kindle本を書く人、仕事で文章を書くことがある人、全員必見の書です。
〇著者
ミツ/新海光(しんかいみつ)
・Kindle作家│コンテンツクリエーター
・「報道ステーション」を担当した元放送作家
〇ジャンル
ハウツー本
〇あらすじ
2004年〜2015年まで、11年半「報道ステーション」を担当した元放送作家がTVの最前線で学んだ「伝わる文章術」を心・技・体の3つに分けて解説する。
〇印象に残ったこと
※あくまで本の一部であり、これ以外にもたくさんのためになることが書かれています
【心構え】
・文章には思った以上に人柄がでる
・「思います」は弱気
・文章を書く=湖面に石を投げ込む
(⇒無難なことばかり書いていては湖面が微かに揺らいでおしまい)
・美辞麗句など通じないコトバを無理に使うとかえって分かりづらい
・人柄や書き手の心が文章における「体臭」で、ライティング技術は「香水」。香りの前にまずは体臭。
・「分かりやすい」と褒められた文章を大事に
・文章を書くにはアイドリングの時間(以前書いた文章のつながりの復習の時間)が必要
・いつもと少しだけ違うことをしてそれを書く
・読者はかしこまった文章ではなく熱量ある文章が読みたい
【技術】
・「!」の多用は圧が強くなりすぎるので緩急をつける
(⇒「!」が続いた後には、冷静な文章が来るようにする)
・黒い面積を多くしすぎない(⇒漢字の代わりに、ひらがな、カタカナ)
(例:「言葉自体」でなく「コトバ自体」)
・文章は見た目
(例:❌オススメスポット ◯おすすめスポット)
・クレッシェンド文章術
(⇒1行目を短文にして徐々に文字数を増やしていく)
・長文が続くとまるで「カベ」になり読む気が失せる
・1行目は作家の第一声。「こんにちは!」とかお決まりフレーズの挨拶をされても困る
・メリハリ文章術
(⇒文章にスイッチをいれる(例:と思った瞬間)
・半角スペースで見た目を整える
・読む際に生じうるストレスを徹底的に取り除く
・「深い」、「短い」のような言葉で文章を立体的にして映像化しやすくする
・書き切ったと思えるところまで膨らませる。それ以上は文字数稼ぎ。
・本のレビューは特に面白かった部分を膨らませる。平均的に全体を褒めても印象に残らない。他の人と全然違っても構わない。
〇感想
・自分にとって「あーまさにダメな例やっちゃてるな~」と耳の痛い内容もあるからこそ心に響く
・ライティングの勉強をちゃんとしたことが無かったので為になった
・文章を書く人は一度は目を通しておいて損無い本
・「心構え」にまあまあのページ数が割かれているが、それだけ書く前の段階が既に重要ということであり、これまで全然意識してこなかったことなので驚愕
・もちろん、テクニックや技についてもためになることが多数書かれて、大変勉強になる
以上です!
noteを書く方はもちろん、Xのような短い文章を書く人、Kindle本を書く人、仕事で文章を書くことがある人、全員必見の書なので、ぜひ読んでみてください!
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2年近く前に書いた記事です。
未熟な文章ではありますが、紹介させていただきます。
本を2冊出版しておりますので、こちらもぜひご覧ください。