note×standfm ある読書家の詩作-静寂の果て/夢/霧/天体/恍惚境
皆さま、如何お過しでしょうか?
9月も中旬に差し掛かって参りましたが、今日は皆さまはどんな書籍をお手にとっておりますでしょか?
朝晩、だいぶ涼しくなり外で読書を楽しめる時期になって参りました。
夕方、公園に出かけて読書に耽る日々がまた今年もやってきましたが、
先日は、勝海舟の氷川清話、サルトルのマラルメ論、そして、ボードレールのパリの憂鬱と・・・木陰で読むことが出来て幸せなひとときでした✨
さて、standfmで配信をしましたが、燈火に親しむべく、夜な夜な読書に耽ける日々です。私は読書の秋に限らずで年中読書をしておりますが、やはり涼しくなるこの時期の読書体験は格別のものがございます。
いつもながら、読みたい書籍を読める時に読める分だけ読み耽ることを今年の読書の秋も堪能したいと思います。
* * *
さて、今回は先日、詩作をした「静寂の果て」という詩の様な散文の様な・・・ひとりごとをnoteにを書いてみたいと思います。
恒例となって参りましたが、私のstandfmでの番組で配信後、コラボレーションLiveを開くことができました。ゲストスピーカーは山ガールzさん、原田龍一さんをご招待して1時間程、楽しくお話をさせて頂きました。
〇山ガールzさん番組URL👇
〇原田龍一さん番組URL👇
──── コラボレーションLive🎙
〇三人でのコラボレーションLive👇
今回も恒例になりました、お二人をゲストにお迎えしてコラボLiveを致しました。1時間を超えるコンテンツとないましたが、宜しければどうぞ~
私の宇宙で起こった出来事ですが、また別の方の宇宙と交じり合うことで新たな地平、別様の可能性が開けて参りました。
〇朗読配信👇
コラボ前に単独で朗読配信をしてみました🎙
──── 静寂の果に
──── ある男性の夢/霧/天体/恍惚境
この詩は夜更けに思い付き書き留めたものですが、
ある男性が小高い丘から白く輝く荘厳な都を見下ろして
いるイメージが私の脳内に映し出されました。
その男性は黒いチェスターフィールドコートをまとい黒いハットを被っております。後ろ姿だけのイメージであり、表情をうかがい知ることが出来ません。
空気は澄明に澄みきり、吐く息は純白に染まり、
天空ではシルフたちが囁き合い・・・
男性は右手を一本の樹に立てかけて見下ろしております。
その刹那、天穹では星星の衝突が起こり、欠片は涙の大地に
次々と降り注ぎ・・・この世界の一切皆苦、迷妄や猜疑の茨すらも
消し去るほどの閃光が迸る。
涙の谷では不滅の蕾が咲き誇る。
孤独な男性はその様子を見下ろしながら、再び焚きしめられた
迷霧に包まれ再び恍惚境へと落ちていく・・・
──── ある男性とは・・・
この男性のイメージが誰であったか・・・と想いを巡らせておりましたが、
一人の男性を想起致しました。うつむき加減の男性。意識と無意識の狭間で辛うじて吐息を純白に染める後ろ姿の男性。
それは・・・フェルナンド・ペソア。
彼は片手を樹に立てかけて、荘厳な都を小高い丘から見下ろしている様にも見て取れますが、実は意識と無意識の狭間で格闘していたのかも知れません。
ぺソアはポルトガルの国民的詩人です。70人もの宇宙を創り上げた稀代の詩人です。死後膨大な草稿がトランクから見つかったことでも有名ですが、ペソアは70人もの分人をどのように生み出し、どの様に語らっていたのかとても興味深い人物です。
こちらの書籍も何度か読み直しておりますが、オススメでございます。この世界に立ち現れた現存在として私なる不明瞭なものの輪郭や肌触りを感じられる内容だと思います。
ペソアは夢と現実の差分を「倦怠」だと語っておりますが、私の脳内の黒いシルエットの男性像は、微睡みの中で倦怠感を伴いながら美しい光景を思い描いていたのかも知れません。
夢の世界は流星の如く次々の流れ去り、恍惚の霞に再び包まれた・・・。
ここまでお読み頂き有難うございます。
今回は自作の詩について徒然なるままに書いて参りました。
ありがとうございました~
* * *
──── ここからは毎度の宣伝でございます。
読書術研究家の日々の活動👇
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→ 2020年4月5日~配信をスタートしており本日(2023/9/14時点)で1,487本の音声コンテンツを配信しております。番組開始から丸3年を経過し、現在は42カ月目。
リアルの場ではお会い出来ない方とも、弱くてゆるいフラジャイルな繋がりが持てて、毎日刺激的な日々を過ごしております💡
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