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映画『ネバーエンディング・ストーリー』と『うつ病』

皆さん、こんにちは。ドクターPです。

本日は、いつもとはちょっと違う感じで、最近みた映画の感想をつづっていこうと思います。

いきなりですが、皆さんは、映画は好きですか?

映画には、SFなどで何か製作者が伝えたい『メッセージ』が詰まっているものもあれば、空想の世界に浸れるファンタジー、単純に正義が悪者を倒すだけのわかりやすいシンプルなアクション、感情を刺激するホラー映画、人間のドロドロした世界を描いたドラマなど、様々なジャンルがあって、その時々の気分によって選ぶことができて私は好きです。

ストーリーだけでなく、映像や音楽を楽しむこともできますよね。

同じ映画でも、みた人によって感想が違うことってあります。それも映画の面白いところで、他人の感想をきくと、自分の視点とは違った見方をしていて、中にはものすごく深く掘り下げてみる人もいるので、面白いです。

私は、映画をみた後にも将棋の「感想戦」みたいに、他人の感想を聞いて(読んで)楽しんでいます。

こうした見る人の感想の違いは、製作者がメッセージを投げても、受け手が自分の考えや経験と照らし合わせて解釈するためなんですね。

こうした事は絵画や音楽といった芸術と一緒かもしれません(私には絵や音楽を楽しむ才能はないですので、想像です)

はい。ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、最近見た映画『ネバーエンディング・ストーリー』についての私個人の感想をお話したいと思います。

日本には1985年に公開されています(私が小学生の頃ですから、30年以上も前)。ファンタジーもののSF映画です。

映画をみていない人は名作ですので、まずはみてから私の感想を読んでくださいね(以下はネタバレ含みます)。

当時小学生の私は、単純にファンタジーの世界の映像に魅入られた記憶があります。本の中の空想の世界が現実とリンクするお話なのですが、夢があって、ワクワクする、映画の世界観に引き込まれるような感じで面白いって感想でした。

それからも何度もTVや時にはビデオを借りてきて子供たちと一緒にみたりしてました。

最近またアマゾンプライムでみたのですが、自分が経験して成長したためなのか、最近映画をよくみるようになって『映画の見方や楽しみ方』が分かったためのか、わかりませんが、以前とは違った感想をもちました。

映画では様々な空想上の生き物や世界が登場します。

ラッキードラゴンのファルコン(乗りたい!)。

岩でできたロックバイター。

底なし沼で馬がつかまってしまう場面(悲しい)

悪の象徴の手下。グモルク。怖いですね。。。

怖い生き物も世界も全て、本の世界のことなんです。もっというと、頭の空想で作りあげた世界なんです。

こんな世界にも終わりがきてしまうのですね。それは『虚無』と呼ばれるものです。

あんなに怖いグモルクも、すごく早く飛べるファルコンも勝てません。『虚無』は世界の全てを包み込んでしまう存在なのです。

この虚無も、実は頭の空想の世界で作り上げたものなんです。

どんな生き物よりも、すべてを包み込む怖い存在。

この虚無を打ち勝つためには、何が必要か、、、、それは『』や『希望』なんですね。

全ては頭の中の世界の出来事ですから、『夢』や『希望』といったポジティブな思考があればよいのです。

そう。。。

全ては脳が作り出した(脳を通してみた)世界

この世界の全ては、私達の脳を通して『みて』、『感じている』世界なんです。

私は、映画で登場する『虚無』という存在は、まさしく、絶望に追い込んで人を自殺に追い込んでしまう『うつ病』という脳の病気そのものだなと思ったのです。

『夢』や『希望』を感じられず、虚無に襲われてしまう世界、それがうつ病。

では、虚無に襲われず、うつ病にならないために必要なことはなんでしょうか?

映画では「夢」や「希望」をもつことだとしていましたね。

ポジティブな思考は大切です。私個人の考えでは、さらに思考の基盤になる価値観、幸せになる物事の考え方が大切であると考えています。

皆さんが、幸せになるのに必要なものは、お金でしょうか?

高い服や食事や海外旅行、人がうらやむ生活が幸せでしょうか?

人間の欲望には、きりがありません。もっとよい服を、もっと美味しいものを、もっと楽に、もっと早く、、、こうした人の欲望のおかげで、進化してきたのは間違いないですが、ここに幸せがあるというのは「幻想」かもしれません。

何故なら幸せの基準は自分で決められるのです。

だから、もうこの瞬間からあなたの考え方が変わるなら、もう十分に幸せなはずなんです。

本来、日本に生きているということは、きれいな水や食べ物もあって、飢えることもなく、家もあって、最低限の教育も受けれて、身体や言論の自由もあって、本当はもうそれだけで、諸外国と比べても幸せなはずなんですが、自殺する人は後をたちません。

「こうなるべきだ」と歪んだ価値観を刷り込まれて、他人と比べてしまい、自分を苦しめているのはあなた自身かもしれません。

幸せはいつもそばにあるのです。

自身の成長の原動力となる欲望をうまくコントロールしながら、幸せになるための価値観を築いて欲しいなと思います。

この世界がいつまでも『夢』や『希望』を描ける世界であって欲しいと思います。

・・・はい。

こんな感想をもちました。

もちろん、うつ病の発症する背景は環境的な問題だけではありませんが、発症誘因となりうることは間違いないと思います。

幸せの価値観は、小学校で教えて欲しいなと思います。

本日は以上です。楽しんでいただけれたら幸甚です。

(いやー映画って本当にいいですね。それでは、 さよなら、さよなら、さよなら)→わかるかな?

ドクターP。

<ネバーエンディングストーリーのテーマ曲>

https://youtu.be/zeRoEBvBL4Y

<うつ病と適応障害について> 動画制作の励みになりますので、未登録の方は、是非チャンネル登録をどうぞよろしくお願いいたします。

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