自分について再発見。僕も勉強になった文章講座。
遡ること2カ月前、僕はこんなお誘いをしました。
放送作家による〝個性が出る〟文章講座。
僕がこれまで培ってきたノウハウ、考えをマンツーマンでお伝えするという企画です。おかげさまで、第3弾も開講することができました。
きのうをもって応募者全員の受講が終わったので、今回はその振り返りをしていきたいと思います。
テーマは、再発見。
あなたは自分の個性について、どれだけ把握できていますか?
あらためて問われると、ちょっと答えにくい質問かもしれません。だったら、この機会に〝棚卸し〟してみよう!というのが、今回の試みでした。
用いたのは、ジャーナリング。
思い浮かんだことを、ありのままに書き殴るという手法です。自己理解を高め、ストレス軽減の効果もあると言われています。〝書く瞑想〟とも呼ばれているようです。
受講者には自分が個性だと思う部分次々と挙げてもらいました。
コツはなるべく手を止めないこと。
謙遜はしないこと。
ネガティブなことも書いてしまいましょう。
よかったら、あなたも書いてみてください。
好きなもの、嫌いなもの。
得意なこと、苦手なこと。
大事にしていること、こだわり。
なにに喜び、なにに怒るのか。
原点となった体験、言葉。
あとは性格、職業、世代、出身など。
いくつ挙げられましたか?
その一つ一つが、あなたの個性です。僕自身、ジャーナリングで発見がありました。
あまり書き出せなかった方は、周りに質問してみてください。「あなたから見て自分ってどんな人?」って。時に、意外な個性を見つけてくれます。
僕も経験があります。
こちらで書いた「三方よし」の考え方、僕は同僚から言われるまで自分がこだわっていることに気づいていませんでした。
これを自覚してから、僕の仕事は変わったと思います。
さあ、個性が出そろったら、今度は文章に落とし込んでいきます。
例えば、こんなお題は如何ですか。
「きのう決勝が行われた「甲子園」について、個性が出るように書いてみましょう」
ジャーナリングで挙げた言葉を意識すると、今までの自分にはない視点で書けるかもしれませんよ。
講座では、文章の添削も行いました。
お題はふたつ。
①あなたの仕事(趣味)について20字で
②あなたが心から笑った(怒った)ことについて400字で
字数が限られる中、如何に個性を出すか。書いてみるとわかりますが、これがなかなか難しいんです。
コツは要約しないこと、説明しないこと。
さあ、あなたにはどんな文章が浮かびましたか?
最後に。
この記事を読んで、もしも僕の文章講座に興味が湧いたという方、下のフォームからご一報ください。
未受講の方に限り、文章講座の〝延長戦〟を開講します。