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『よそはよそ!うちはうち!』
最近は寒さに負けて、お布団にこもってばかりです。
先日、同業他社の人と食事会なるものが開かれた。
そこで同年代の人と会話をしていて、何だか自分って年齢や時代とかに色々な事が追いついていないなと思ってしまった。
仕事に関しても、プライベート的な事に関しても、何だか周りと歩む歩幅どころか、進んでいるルート自体が違っている気がしてきた。
仕事ではSNS運用についてとか、職場内のコミュニケーション作りにインターネットをとか何だか良く分からない単語がWi-Fiのごとく飛び交っていた。
プライベート的な事柄では、積立がどうのこうのとか、何だかよく分からない横文字並べた投資がなんちゃらとか、それぞれが話していて、「え?何にもしていないし、そもそもそれってなんじゃらホイ」っていう状態になっていた。
自分だけが時代やら色々な物に取り残されている気分になってきた。
そんな時にふと、ある言葉を思い出した。
『よそはよそ うちはうち』
この言葉は昔ゲーム機を買って欲しい時に「みんな持ってる!」と言うと、オカンより言われた事が何度もあった。
少年時代のお布団こもりは「なんだよ〜」と不貞腐れていた気がする。
しかし今大人のお布団こもりにその言葉がとても身に沁みる。
少年時代には分からなかったが、時間が経過する事によって理解する事が出来た。
それはまるで肉じゃがのように、ぶり大根のように、煮物料理全般のように...ボディーブローのように...
良い例えが思いつかないし、お腹も空いてきてしまったし最終的にはボクサーになってしまった。
要するに、時間が経過する事で自分に届いて来たのである。
他人と自分は比べるものではないのだ。
自分は自分でしかない。
人生ゲームのように他者と競い合うでも無く、それぞれの道を進んでいけば良いのだ。
他人と自分を比べてしまう時というのは、何故だか自分のマイナス面にしか目が行かなくなってしまう。
しかし、自分という存在にマイナスもプラスも無いのである。
『よそはよそ うちはうち』の言葉通り、自分は自分なのだ。
マイナスもプラスも引っくるめた自分でしかないのだ。
他者と比べてしまうから、マイナスやプラスといった思考になってしまう。
自分は自分でしかない。
『よそはよそ うちはうち』
この言葉を胸に、明日からも自分の道を進んでいくお布団こもりなのであった。