タンパク質と炭水化物の消化速度は
タンパク質と炭水化物、どちらが消化しやすいか?
と言う議論が、あるSNSでなされていました。
ある方が、
「炭水化物の方が早く消化吸収され、即効のエネルギーに」
と言うと
別のとある医師が
「タンパク質の方が消化が早い云々…」
その根拠は、胃ですぐに消化が始まるのがタンパク質だから
と言う理由
確かに、胃液(ペプシン)はタンパク質分解酵素です。
ですがあまりにも短絡的すぎる理論ですよね。
胃に食物が入ると、そこで一旦、全ての食物の消化活動が行われます。
更に食物は、それぞれの栄養素に対して幾つかの臓器から分泌される
消化酵素によって細かく消化され、最後は十二指腸を経て腸へ。
件の医師、タンパク質を消化するペプシン、それが胃だから、
タンパク質は消化が速いと言う。
あまりにも短絡的な理論じゃないでしょうか。
だって胃で消化の前に、口の中で咀嚼という第一段階の消化があります。
その理屈なら、唾液がデンプン分解酵素なので、最も消化が速いのは
炭水化物ということですよね。
事実もそうですけど・・・
医師の知識は医学が専門、栄養に関してはプロではなく…
殊、食に関する知識など、あまり持ち合わせてはいないでしょう。
不調で受診される際に医師から「日常の食事」について尋ねられる事など
まず、無いと思います。
まして痩せるための栄養のとり方など、彼らには小学生レベル程もなく…
それが証拠に、ウチに痩せたいと駆け込んでくる人の職業に
医者の多いこと笑
もちろん、医食同源という言葉から医療(病)も食も源は同じ
という考えをお持ちで
その治療にも「食」を注視される医師もいらっしゃいますが、
極めて稀に…
で、結論ですが、
タンパク質よりも炭水化物の方が断然、消化は速いし、
エネルギーになるのも速い
だからアスリートたちは、競技の直前に
バナナ🍌や、おにぎり🍙を頬張るのです。
誰も焼き肉など口にしませんし
彼らの方が遥かに詳しく知っているのです、経験から。