「筋トレの習慣化は不要」から
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3点に注目したい。
1.筋トレとビジネスの共通点
2.プロセスではなく、進捗を管理
3.自己決定理論(SDT)は有用
代表関連記事 Lifehacker 2019.02.22
https://www.lifehacker.jp/2019/02/185528go-ahead-and-break-your-streak.html
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A 筋トレを毎日続けよう。このような「習慣化」というのは、重要であるが、それはケースバイケースでもある。
B 当然のことである。習慣化時代を目的に設定する場合は、習慣化することが目的達成のキーファクターなのであれば、理にかなっている。
A 「筋トレと習慣化」という言葉を聞いたときに、ビジネスパーソンであれば、リーダーシップであったり、チーム運営、或いは部下育成などへと、思考を展開したいものだ。
B 習慣化自体がキーファクターであるケースや目的であるケースよりも、習慣化しよとしている行為は複数の目的達成に向けたパラメータの一要素に過ぎない、というケースの方が多い。
A 重要なことは、目的に対する進捗の管理、である。プロセス自体を習慣化という形で管理するのではなくて、目的を現実化するために、進捗を見ることが重要となる。
B タスクを管理することが重要な局面も存在するが、それよりも、進捗をマネジメントするほうが、よほど重要である。
A 進捗に光を当てて、そこから「このフェーズで必要なプロセス」を決定していく。これは、当人にとってのコントロール域が広がることを意味し、自律的なアクションへと繋がっていく。自らの自信(有能感)にも繋がってくる*。
B このような進捗管理を行い、進捗からプロセスを自ら考えていくという循環を作っていくと、想像に容易いが、俄然、やる気が出てくる。それは、ビジネスでのチーム運営でもそうであるし、「自分に課した筋トレ」でもそうである*。
A 継続してパフォーマンスを出すためには、気持ちを乗せる、ことが重要になる*。習慣化自体を目的にすると、気持ちがマヒする(乗る)までに苦痛を伴うことが多い。
B そうではなく、目的に対する進捗に光を当てて、このフェーズで必要なプロセスを考え、自分で自分をコントロールしていくという流れを作ることが、自己決定論(SDT)的には、継続的モチベーションを産みやすく、よって継続的パフォーマンスを出しやすくなる*。
A 某肉体改造企業の場合も、プロセス管理はきっちりしているが、それ以上に、専用トレーナーが「進捗を管理」している部分が大きい。専用トレーナーとの進捗で結びつく「関係性」が力となり、日常生活でも自分を律し(自律的行動)行動する。これが肉体改造という結果(進捗)に結びついていく*。よくできている。
*「マネジメントの進化」から
https://note.mu/dialogue_of_j/n/ne41e50e2e853
「報酬が内発的動機を奪う」から
https://note.mu/dialogue_of_j/n/nbac79d9de452
「タスクの管理と、人のマネジメント」から
https://note.mu/dialogue_of_j/n/nbe1eabd4dc61